お宮参りでは、「産着(うぶぎ)」という着物を赤ちゃんに着せてお祝いするのが日本の伝統です。産着はお宮参り以外に着る機会がほとんどないので、購入するかレンタルするか迷っている人も多いかもしれません。
そこでこの記事では、次の内容を解説します。
お宮参りは、産後1ヶ月ほど経過したら実施します。出産後は赤ちゃんのお世話で忙しいので、なるべく早めにお宮参りの服装を考えておくことが大切です。
お宮参りを控えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
お宮参りでは、赤ちゃんに「産着(うぶぎ)」を着せるのが一般的です。
産着は「祝い着」ともいい、お宮参りのときに赤ちゃんが身につける着物のことです。赤ちゃんを抱っこしたときに上から覆うようにして、抱っこしている人の背中にひもでしばって着せます。
産着の用意方法は、主に購入とレンタルがあります。レンタルを活用すれば、次のようなたくさんのメリットがあります。まずは、産着をレンタルで用意するメリットを確認していきましょう。
産着を購入した場合、メンテナンスの手間がかかります。一方、レンタルならメンテナンスの手間がかかりません。
産着を脱いだら日陰で干し、たとう紙という着物を保管するための紙に入れて保管します。湿気の少ないところに保管する必要があるので、桐たんすが自宅にない場合は専用の収納ケースを用意する必要があります。
また、産着が雨に濡れてしまった場合は、干してからクリーニングに出さなければいけません。さらに、年に1度程度、虫干しという直射日光の当たらない場所で半日程度干して乾燥させる手間もかかります。
産着をレンタルすれば、これらの手間がかかりません。お宮参りの時期は、生後間もない赤ちゃんのお世話で忙しいもの。できるだけ余計な手間を省きたいですよね。レンタルを活用すれば産着をお店に返すだけで良いので、最小限の手間で済むでしょう。
お宮参りに赤ちゃんに着せる産着は、母方の実家が用意するという風習があります。
現在では、産着を用意するのは母方の実家に限らず誰でも良いという風潮が強くなってきています。しかし、実家や義実家に気をつかわせてしまうこともあるでしょう。地域によっても風習が異なる場合もあるので、誰が産着を用意するのかで両親や義両親と揉めてしまうこともあるかもしれません。
レンタルなら、実家や義実家に頼らなくてもリーズナブルな価格で手軽に産着を用意できます。トラブルなく円満にお宮参りを迎えたいなら、レンタルを活用するのがおすすめです。
産着は誰が購入するのか解説した次の記事も参考にしてください。
→産着は誰が買う?お宮参りの費用や産着のその後とあわせて解説
子どもがいると何かと荷物が増えるので、少しでも荷物を減らしたいですよね。産着を購入したらずっとしまっておかなければいけないので、収納場所が少ない場合は大変かもしれません。
産着をレンタルすれば手元に残らないので、収納場所が不要です。ずっとしまっておかなくても良いのは、レンタルのメリットです。
産着が手元に残らないのはメリットである一方、思い出として形に残しておきたい人にとっては少し寂しく感じることも。収納場所に困らないようなら、産着を購入しても良いかもしれません。
産着は数回しか着ない場合が多いので、できるだけ安く用意したいもの。レンタルを活用すれば、リーズナブルな価格で産着を用意できます。
費用の目安は、産着をレンタルする場合は1~2万円程度、購入する場合は2~20万円と価格に幅がありますが、数万円以上です。レンタルを活用すれば、大幅にコストを下げることができます。
産着を購入する場合は予算の制限があるケースが多いため、好みのものを選べない可能性があります。しかし、レンタルならリーズナブルな価格でたくさんの着物からお気に入りの一着を選べるという楽しみもあります。
親戚にお宮参りを迎える子どもがいる場合は、着まわせるので購入を検討しても良いかもしれませんが、そうでなければレンタルで用意するのがおすすめです。
お宮参りの服装の用意方法はレンタルか購入かどちらがおすすめか解説した次の記事も参考にしてください。
→お宮参りの着物はレンタルか購入か|祝い着(産着・初着)とママの服装はどうする
弊社着物レンタル咲く都では、産着も取り扱っています。産着を着せるときに必要な次のものがすべてそろって5,500円でレンタルできます。
無料でお宮参りの前日にもレンタルできるので、忙しいお宮参りの当日はゆったりと準備することができるでしょう。また、翌日に返却することも可能です。
なお、ご予約をキャンセルされる場合は、当日の場合でも事前連絡をいただければキャンセル料は発生しません。お宮参りの当日に母親や赤ちゃんの体調がすぐれなかったり、天気が悪くなったりしても安心です。
ここでは、咲く都でご用意している産着を一部ご紹介します。
男の子用の産着の一部をご紹介します。
こちらのコーデは、青い産着に鶴の柄がダイナミックに描かれています。男の子っぽい衣装がお好みの人におすすめの産着です。
こちらの産着には、鷹が描かれています。鷹の模様には、「一度つかんだ幸運を離さない」「男の子の出世を願う」などさまざまな意味合いが込められています。
女の子用の産着の一部をご紹介します。
女の子の産着の定番といえば赤色です。女の子のお宮参りを華やかに彩ってくれるでしょう。
薄黄色の産着に、花柄の模様が描かれています。淡い色味の産着は、穏やかで暖かい印象を与えてくれるでしょう。
ご連絡いただければ、産着の事前見学も可能です。産着を事前に手に取ってお選びいただけます。多数の産着をご用意しているので、ぜひ見学にいらしてください。
→ 着物レンタル咲く都の「お宮参り 産着レンタル」ページを見る
産着にはさまざまな色や柄、素材などがあるので、産着選びに迷ってしまうかもしれません。産着の選び方を押さえておきたい人は、次の記事が役立つでしょう。
→【写真で解説】お宮参りでの産着の選び方。色・柄・選ぶ際のポイント!
最後に、お宮参りをスムーズに迎えるために、お宮参りの服装以外にも次の基礎知識を押さえておきましょう。
お宮参りは、「初宮参り(はつみやまいり)」「初宮詣(はつみやもうで)」ともいいます。生まれた土地の守り神である氏神様に赤ちゃんが生まれたことを報告し、健やかに成長していくことを祈る伝統的な行事です。
お宮参りの発祥は鎌倉時代といわれており、赤ちゃんの成長を祝ってごちそうを囲んでお祈りしていたようです。当時は「産土詣(うぶすなもうで)」といわれていました。
室町時代には、現在のようなご祈祷を受ける形式が定着したといわれています。
お宮参りは、赤ちゃんが生まれた日を1日目とし、男の子は生後31日~32日目、女の子は生後32日~33日目に実施するのが伝統です。
生後1ヶ月の時期は母親の体力が回復していないこともあるので、最近では生後100日を記念するお祝いのお食い初めと一緒にお宮参りをする家庭も多くなってきました。
また、地域の風習によってお宮参りをいつ実施するかが異なることもあります。お住まいの地域のしきたりを調べておくと良いでしょう。
続いて、お宮参りにすることを確認しておきましょう。お宮参りでは、一般的に次のことをします。
母親や赤ちゃんの体調によっては、撮影を別日に実施する場合もあります。また、食事は自宅で用意したり、外食したりとさまざまです。
最近では、各家庭によってお宮参りに何をするかは自由に決めて良いとされています。家族の体調や都合に合わせて、柔軟に対応しましょう。
昔からの習わしでは、赤ちゃん・父親・父方の祖父母でお宮参りをお祝いするのが伝統でした。また、赤ちゃんを抱くのは、父方の祖母の役割でした。
しかし、現在ではお宮参りを誰と祝うのか、また誰が赤ちゃんを抱くのかは形式にこだわらなくても良いとされています。赤ちゃんと両親だけでお祝いしたり、両家の祖父母がそろってお祝いしたり、それぞれの家庭によって異なります。もちろん、兄弟姉妹や親戚も一緒にお祝いしても良いでしょう。
実家や義実家になるべく早めに相談して、お宮参りを一緒に祝うかを決めておくとスムーズにお宮参りを迎えられるかもしれません。
お宮参りでは、母親と父親の服装も押さえておきたいポイントです。母親の服装で気をつけたいポイントは、フォーマルなスタイルを意識する点と、赤ちゃんの服装に合わせる点です。ワンピースやスーツなどの洋装や、和装が好ましいとされています。和装の場合は、留袖や訪問着が適切です。
また、父親は暗い色味のスーツが好ましいです。
咲く都では、留袖と訪問着のレンタルを行っています。9,900円からご利用いただけます。必要なものがすべてそろっているので、手間がかかりません。お宮参りの際は、産着とあわせてご利用ください。
お宮参りは産後1ヶ月に実施するケースが多いので、出来るだけ早めにお宮参りの服装に関して準備を進めておくと安心です。
レンタルを活用すれば、低コストかつ最小限の手間で産着や母親の着物を用意することができます。
着物レンタル店咲く都では、お宮参りに赤ちゃんに着せる産着や、母親が着る留袖や訪問着を多数ご用意しております。お宮参りを控えている人は、ぜひご利用ください。