「袴と着物をどのようにコーディネートすれば良いのかわからない!」
「自分の好みや体型に合った袴のコーディネート方法がわからない」
とお悩みの方へ。卒業式の女性の服装で定番となっている袴は、昔ながらの“女学生”を思わせる伝統的な美しさがあります。
袴を着用する時は着物と組み合わせますが、それぞれの色や柄によって雰囲気が違うので、袴を準備する前に、どのようなスタイルのコーデにするか決めておかなければなりません。
そこでこの記事では袴のコーデに悩んでいる方に向けて、正統派・レトロモダン・大正ロマン・大人上品の4つのテイスト別におすすめの袴コーデをご紹介します。
体型のお悩み別に袴をコーディネートするポイントもご紹介しますので、袴を楽しみたい方はぜひ最後までお読みください。
目次
袴をおしゃれにコーディネートするには、体型のお悩みを上手くカバーするポイントや着物とのバランスのとり方、袴のデザインについて知っておく必要があります。ここでは、袴をコーディネートするときに知っておきたいコツをご紹介します。
袴を着用したときのシルエットは、洋服の時と大きく異なります。体型をうまくカバーして袴を着用したい時は、以下を参考にしてください。
小柄で華奢な方が袴を着用する時は、大きい柄の着物を避けるのがおすすめです。大輪の花柄は豪華で美しいのですが、小柄な方が着用すると着られている感じが出やすくなります。
小さい柄が散りばめられたようなデザインが似合いやすく、桃色など小柄な身長を活かした可愛らしい色やデザインがおすすめです。また足元はヒールがあるブーツを履くと背を高く見せることができますよ。
高身長な方は、大胆で大柄なデザインの袴コーディネートがおすすめです。濃いカラーをかっこよく着こなせる高身長な方は、凛とした美しい袴コーディネートを楽しめます。
背の高さをカバーしたいなら、足元はブーツよりも草履がおすすめです。
体をスマートに見せたい場合は、濃いカラーで引き締めることを意識します。膨張しやすいパステルカラーは避け、袴と着物は反対色でコーディネートしてメリハリを作りましょう。
横に広がったデザインの着物は体がふっくら見えるので避けるのが無難です。例えば弓矢の上部についている鳥の羽のような矢羽根(やばね)柄の着物など、縦ラインが強調された袴がおすすめです。
袴を着用するときは着物と組み合わせますが、この時のバランスがとても重要です。インパクトや個性を重視するなら着物と袴は反対色で組み合わせ、落ち着いた大人の雰囲気に仕上げたいなら同系色で組み合わせるのがおすすめです。
袴は基本的に洋服と同じ考え方で、柄×柄のコーディネートは避け、着物に柄がある場合は無地の袴を合わせます。
一般的には着物に柄が多く入っていて、無地やワンポイント、グラデーションなどの袴をコーディネートする方が多いです。後ほど咲く都の袴コーディネートをご紹介しますので、そちらも参考になさってください。
袴のデザインの中には、色の濃淡でグラデーションになっているぼかし袴があります。足元に行くほど色が濃くなるグラデーションの袴なら、足長効果が期待できますよ。
ここでは、正統派・レトロモダン・大正ロマン・大人上品の4タイプ別に袴のコーディネート例をご紹介します。タイプ別のコーディネートの特徴もご紹介しますので、ぜひ袴や着物を選ぶときの参考にしてください。
なお、こちらでご紹介している袴や着物はすべて京都着物レンタル「咲く都」で取り扱っているものです。気に入ったコーディネートがあればぜひお問合せください。
他の袴コーディネートについては、咲く都の袴レンタルでご紹介しておりますのでぜひチェックしてみてください。
正統派コーデといえば矢羽根や牡丹、椿といった花柄といった古典デザインが特徴です。古き良き時代の女学生を彷彿とさせるコーデは、いつの時代も色あせません。
真っ赤な椿の模様がパッと目を引く袴コーディネートです。袴は落ち着いた色を合わせることで、華やかかつ落ち着いた雰囲気になっています。
正統派スタイルの定番である矢羽根柄の着物と、落ち着いたグレー系に袴のコーディネート例です。落ち着いた上品なコーディネートは流行り廃りがありません。
赤ベースの豪華な古典柄の着物に黒い袴を合わせたコーディネート例です。黒と赤のコントラストがシックで上品な印象になっています。
オレンジをベースとした古典柄の着物が美しい袴コーディネートです。袴を落ち着いた色にすることで上半身に視線を集め、背を高く見せる効果も期待できます。
可愛らしい桃色の着物に古典的な鞠のモチーフをあしらった着物です。グレーの袴と合わせることで、可愛らしさの中に知性をプラスします。
和を意識した配色で落ち着いた雰囲気のコーディネート例です。伝統的なスタイルで、大人っぽい洗練された印象になります。
レトロな絵柄と現代的な配色を合わせたレトロモダンは、ストライプやドットなどの西洋と和の融合が特徴で、個性的なコーディネートを楽しめます。
爽やかな青のストライプが目を引くポップな袴コーディネートです。伝統的な赤い袴を合わせることで良いバランスをとっています。
ポップなストライプにパープルのお花がモダンなコーデです。縦の印象が強いので、背の低さをカバーしたい方に特におすすめです。
目の覚めるようなライムグリーンが素敵なレトロモダンコーデです。ポップな色ですが同系色の袴と合わせることで、上品さも取り入れています。
着物の直線的な幾何学デザインがモダンさを引き立てるコーデです。反対色の袴と組み合わせることで、よりメリハリを効かせました。
和と洋を融合した大正ロマンは、古典柄と現代的な花柄・模様を組み合わせた個性的なコーディネートが特徴です。ブーツ+ハーフアップのヘアスタイルで決めれば、大正時代のおしゃれな人を指す“ハイカラさん”になれますよ。
可愛らしい現代的な花柄が大正ロマンを引き立てる袴コーデです。お花の柄が大きすぎないので、ブーツと組み合わせると小柄な方にピッタリです。
矢羽根柄は大正ロマンでも人気かつ定番のモチーフで、ピンクの矢羽根柄と赤のぼかし袴で正統派かつ可愛らしい女学生コーデです。大正ロマンで外せないのが上記のような「海老茶色」の袴です。海老茶とはイセエビのような赤茶色で、紫や黒なども混じったような深い色を指します。
凛とした黒をベースとした着物とからし色の袴のコントラストが美しい大正ロマンコーデです。大輪のお花柄なので、背が高い方におすすめです。
袴と着物を同じトーンでコーディネートすると大人上品な印象になります。
小花模様を散りばめた着物を合わせた、可愛らしい雰囲気の袴コーディネートです。柄が小さいため、背が低い方にもおすすめです。
落ち着いた水色でまとめた上品な袴コーディネートです。白を基調とした着物とライトグレーの袴との組み合わせで、上品かつ清楚な雰囲気が際立ちます。
華やかな着物と同系色の袴が上品な袴コーディネートです。明るいグリーンが入ることで、知的かつ爽やかな印象になります。
大輪のお花が華やかな着物を使った袴コーディネートです。ポイントで入っている黒いお花が全体を引き締めています。
他の袴コーディネートについては、咲く都の袴レンタルでご紹介しておりますのでぜひチェックしてみてください。
袴を着用する機会といえば大学の卒業式や謝恩会などがありますが、あまり回数は多くありません。そのため、袴がまだ手元にない方はレンタルがおすすめです。
レンタルなら着用後にお手入れをしたり保管したりする必要がありません。賢くお得に袴コーディネートを楽しみたい方は、ぜひレンタルで探してみてはいかがでしょうか。
京都着物レンタル咲く都なら、卒業式に着用する袴をお得にレンタルしていただけます。豊富なプランをご用意しており、すべてのプランで着付けに必要な小物もついています。
京都着物レンタル咲く都は、9,900円(税込)~とリーズナブルに袴レンタルを行っております。祇園店・京都駅前店の2店舗あり、いずれかの店舗にて事前見学できるので、事前に袴を手に取って選んでいただけます。
咲く都の袴レンタルでは、すべてのプランで以下の小物がセットになっています。
上記は袴の着付けで必要な小物です。そのため「着付けに必要な小物を持っていない!」という方も心配ありません。(ブーツの用意はございませんので、着用したい方は当日ご持参ください)
着付けをご希望の方は5,500円(税込)で承っておりますので、袴をレンタルする際にお申込みください。
咲く都では1,650円(税込)~でヘアセットのオプションもご用意しており、別で美容院などでヘアセットをお願いする必要がありません。
ヘアセットの種類は8種類あり、お好きなものを選んでいただけます。もちろんショートヘアの方も可愛くセットしますので、さらにおしゃれな袴姿を楽しんでください。
卒業式で袴を着用する場合は、前年の9~10月頃までに予約しておくことをおすすめします。この時期に袴のレンタル予約をする方が多く、10月を過ぎると人気の袴は予約済みとなりレンタルできません。
卒業式で袴を着用すると決めている方は、ぜひ早めにリサーチ・予約をしてくださいね。
袴のコーディネートについて、体型をカバーするポイントやタイプ別におすすめのコーディネートをご紹介しました。この記事をまとめます。
袴のコーディネートを楽しめる機会は、卒業式や謝恩祭など限られています。せっかく袴を着用できる機会があるのなら、ぜひ気に入った袴でコーディネートを楽しんでくださいね。
京都着物レンタル「咲く都」なら、リーズナブルに袴をレンタルしていただけます。人気のデザインはすぐ予約が入ってしまうので、気になるデザインを見つけた方は、ぜひ咲く都までお問合せください。