着物にブーツやバッグ、ファーなど洋服のアイテムをあわせて着こなしを楽しむ「着物カジュアルコーデ」はご存知でしょうか?
ひと昔前は着こなしやルールが厳しい印象だった着物ですが、多くの人がレンタルで気軽に着物を楽しむようになってからは、着物の堅苦しい雰囲気などもずいぶん軽減されました。
着物レンタルを自分の好きなスタイルでコーディネートすることで、着物レンタルをさらに楽しむことができますよ。
目次
着物を使ったカジュアルなコーデが最近、若者を中心に人気を博しています。
和の雰囲気を持つ着物を、現代的なアイテムを用いてカジュアルに着こなすことで、ワンピース感覚で着物を着ることができます。
【着物をカジュアルに着こなすポイント】
一見難しそうな着物のコーディネートですが、上記のポイントをしっかりおさえれば誰でも着物カジュアルコーデを着こなすことができます。
それぞれのポイントを、解説も交えて詳しく見ていきましょう。
カジュアルコーデにチャレンジする際、一番取り入れやすいのは足下です。
ブーツやスニーカーなど、お手持ちの洋服アイテムを着物に合わせることによって、簡単に着物でカジュアルなコーデ演出することができます。
もちろん、足袋✕下駄でも「色足袋」や「柄足袋」をコーデに合わせるとカジュアルなコーデを作りやすいです。
着物は布の面積が多いため、顔まわりにボリュームがあるほうがバランスがよくなります。
そのため、ロングヘアーの方ならタイトにまとめるよりも下ろしたりお団子にしたりするとイマドキっぽく可愛い雰囲気になります。
ボブヘアーの方なら、毛先を巻いてみたりするとよいでしょう。
ヘアアレンジが苦手な方は帽子をあわせてみてもいいですね。
大きめのトートバッグなどのように片側の肩に背負うようなカバンは、襟元が着崩れをしてしまう可能性があるのであまり着物に向きません(斜めがけの肩掛けカバンであれば着崩れはしにくいです)。
着物に合わせるにはどんなカバンがいいのかわからない場合は、小ぶりなクラッチバッグや小さめのカゴバッグなどを合わせると間違いありません。
着物は「柄×柄」の組み合わせを楽しむのが醍醐味といってもいいほど、柄ものが多い衣類です。
カジュアルな着物だと、カラフルで色数が多い着物もたくさんあり、色合わせに迷うこともよくあるかと思います。
そんな時は帯締めや帯揚げ、履き物、半襟など、小物類の色を統一するとコーデにまとまりがでて全体が引き締まります。
着物にスニーカーを合わせるなど、洋服の雰囲気をアクセント的に取り入れることでお手軽に着物でのカジュアルコーデを楽しむことができます。
スニーカーやカバンの他にも、帯留めにブローチを使ってみたり、長襦袢の代わりにタートルネックや襟付きシャツを着用してみたりすると、個性的で現代風な雰囲気に仕上がります。
着物のカジュアルコーデは履き物やカバンなどで洋服のアイテムを取り入れることが多いため、着物の着付けも洋服っぽく着こなすことがよくあります。
例えば着丈を短くして履き物を覗かせたり、着物の裾からプリーツスカートを覗かせてレイヤードをしてみたりすると、現代風の着こなしが取り入れられます。
それでは実際に着物レンタルでカジュアルコーデをするとどんな雰囲気になるのでしょうか。
下記では京都着物レンタル「咲く都」のアイテムを使った、おすすめのカジュアルコーデを4つご紹介します。
鮮やかな青のベレー帽に、ヒールをあわせてこなれ感のあるカジュアルコーデに仕上げています。
ベレー帽は着物のコーデに取り入れやすいアイテムなので、カジュアルコーデ初心者さんにもおすすめのアイテムです。
シックな小花柄の着物はヒールやブーツを合わせると、レトロワンピース感覚で着こなせるためカジュアルコーデにはぴったりです。
カバンも洋服に合わせるようなシルエットのものを取り入れてより一層カジュアルに仕上げました。
ヴィンテージ着物によく見られる色合いの朱色やオレンジカラーの着物を、帯や小物も元気いっぱいのビタミンカラーであわせてヴィンテージの良さを前面に生かしたコーデに仕上げました。
モダンな着こなしに仕上げがちなレトロ着物ですが、鮮やかな黄色の帯をあわせることによってポップカジュアルなコーデに仕上げています。
帯色は着物の柄に使われている色をチョイスすることで、全体の色味が散らかりすぎないようにしています。
レンタル着物をカジュアルに着こなす際に取り入れたい、5つのアイテムについてご紹介します。
レンタル着物でカジュアルコーデをする場合は、着こなしにプラスするアイテムは自分で持参したほうがいい場合があります。
「レンタル着物でカジュアルコーデをしてみたい!」と考えている方は、下記を参考にしてぜひお手持ちのアイテムでカジュアルコーデに使えるものがあるか考えてみてくださいね。
カジュアルに着物を着こなす際に持ちたいアイテム、1つ目はカゴバッグです。
カゴバッグはどんな着物にも合わせやすく耐久性もあるため、1つ持っておくと便利な万能アイテムです。夏のイメージがあるアイテムですが、暗めの色合いのものを選べば通年で使うことができます。
もちろん浴衣とも相性バッチリなので、これから趣味で和装をはじめたいと思っている方にもおすすめのアイテムです。
カジュアルに着物を着こなす際に持ちたいアイテム、2つ目はブーツやパンプスなど洋装でも使う履き物です。
着物でカジュアルコーデをする際に、一番コーデに取り入れやすいのは履き物です。ブーツやスニーカーはもちろん、ローファーやパンプスなどもレトロっぽい雰囲気に合うためおすすめです。
また、普段から履き慣れている靴で着物をコーディネートすれば、履き慣れない草履や下駄で足を痛める心配もありませんので、安心ですね。
カジュアルに着物を着こなす際に持ちたいアイテム、3つ目はタートルネックです。
タートルネックを長襦袢代わりに着るスタイルは、着物でカジュアルコーデをする人たちでも人気のスタイルです。見た目の可愛さもさることながら、着付けの楽さが最大の魅力です。
長襦袢を着なくていいということは着付けの際に結ぶ紐や伊達締めがひとつ減ることになるため、その分着付けも楽になります。
またタートルネックの他に襟付きボタンシャツなどを長襦袢代わりに着用する「書生さんスタイル」も、近年の着こなしのスタイルとして人気です。
カジュアルに着物を着こなす際に持ちたいアイテム、4つ目は指輪やピアスなどのアクセサリーです。
着物を着るときにはアクセサリーはつけないほうがよいとよく言われてきましたが、近年では観光でのレンタル着物などカジュアルな着こなしの場合は自由にコーデを楽しむことが大事という考えが広まっています。
着物にアクセサリーを合わせる場合、ネックレスを選ぶと着物の構造的にも隠れてしまうことが多いため指輪やピアスにしましょう。
カジュアルな着物コーデの場合は天然石があしらわれたようなヴィンテージ感のある指輪や、大振りで揺れるパーツがついたピアスなどをあわせるとコーデに華やかさをプラスできます。
カジュアルに着物を着こなす際に持ちたいアイテム、5つ目はスカーフです。
デニム着物などシンプルな着物に、斜めに2つ折りした大判スカーフを肩から掛けてアレンジすると簡単に現代風着物コーデになります。
またスカーフは巻くだけでなく帯揚げにしたりカバンに巻き付けたり、さらにはヘアアレンジのアイテムとしても活躍してくれます。
今回は真似してほしいカジュアルな着物コーデと相性のいいアイテムについてご紹介してきました。
着物をレンタルして京都観光をするだけでも十分素敵な思い出になりますが、自分好みのコーデをすることによって一層楽しい時間を過ごせるでしょう。
京都で「レンタル着物でカジュアルコーデを楽しみたいな」とお考えの方は、ぜひ咲く都のホームページをご覧ください。