「着物を自分で着てみたいけど、着付けに必要なものがわからない。」という方は多いと思います。
ご家族が着なくなった着物や自宅に眠っている着物を、自分で着こなせるとかっこいいですよね♪
この記事では、着物に必要なものを着物初心者でもわかるように写真入りで解説します。
また、着付けにあったら便利なアイテムや豆知識も書いているので参考にしてみてください!
着物の着付けに必要なものリスト
名称 | ポイント | |
1 | 着物 | まずは着物!自分が好きな柄を選ぶと、着付けの練習も楽しいですね。 |
2 | 帯 | 帯は用途にあったものを選びましょう。 |
3 | 帯締め | 半幅帯を使う場合は不要。 |
4 | 帯揚げ | 半幅帯を使う場合は不要。 |
5 | 長襦袢 | 襟付き肌着でも代用可だが、ポリエステル製のものを1枚持っておくと便利。 |
6 | 腰紐(5本以上あると便利) | 帯結びの補助にも使えるので、多めにあっても損はありません♪ |
7 | 伊達締め(2本) | 最近はマジックテープで留められる簡単な伊達締めもあります。 |
8 | 帯板 | 初心者の方は、ゴムバンド付きのものがおすすめ! |
9 | 帯枕 | 半幅帯を使う場合は不要。 |
10 | フェイスタオル | 長襦袢を着る前の体型補正に使います♪ |
11 | 肌着 | ワンピース型の着物用肌着が楽でおすすめ◎ |
12 | 衿芯 | 浴衣にも使えるので必ずゲットしましょう! |
13 | 足袋 | 白以外にも、カラフルな足袋やレース足袋などかわいいものもたくさんありますよ。 |
14 | 草履(ぞうり) | カジュアルな着付けならブーツやパンプスで代用してもおしゃれ◎ |
15 | バッグ | 手で持てるハンドバッグやクラッチバッグがおすすめ。 |
たくさんあるように見えますが、通販や街のお店でも気軽に手に入るものばかりです!
着物の着付けには色々必要なものがありますが、最低限必要なものは以下の通りです。
次の項目から、それぞれのアイテムについて解説していきます!
まずは着物が絶対必要ですよね◎
自分が好きな柄を選ぶと、着付けの練習も楽しくなります。
着物には、ご自身の体型に合った適性サイズというものもありますが、サイズが違う着物でも着付け次第でうまく着こなすことができます!
まずは自分が「この柄が着たい!」と思える着物で練習するのがよいですよ。
帯は、大きく分けて3種類の帯があります。
一番よく使われている「名古屋帯」、浴衣やカジュアルな着物で使える「半幅帯」、礼装からカジュアルまで幅広いものがある「袋帯」です。
半幅帯が一番着付けが楽で、帯結びに必要な道具も少ないです。
初心者の方は半幅帯からはじめて、帯結びに慣れてから名古屋帯などを購入してもいいですね。
帯締めは、名古屋帯と袋帯を使う際に必要です。
半幅帯を結ぶ際は、帯締めは必要ありませんが、飾りとして結ぶとコーデのアクセントにもなるので、気に入ったデザインのものがあればぜひ取り入れましょう♪
帯締めには、平べったい紐になっている「平組」と、筒状の紐になっている「丸組」というものがあります。
丸組の方が簡単に結べるので、迷っている方は丸組のものがおすすめです。
帯揚げも帯締めと同様で、名古屋帯と袋帯を結ぶ際に必要です。
こちらも半幅帯に必須ではありませんが、飾りとして取り入れるのもいいですよ。
カジュアルな着こなしであれば、帯揚げを大きめなスカーフで代用することもできます◎
長襦袢は、洋服でいうと下着とワンピースの間に着るペチコートのような役割を果たしています。
着物は正絹という絹でできているものが多く、絹の着物は自宅で洗濯をすることができません。
長襦袢は着物を汚れから守ったり、冬には防寒の役割も果たしてくれます。
腰紐は、着物の着付けの必需品です!
腰紐という名前ですが、腰に巻くだけではなく、アンダーバストのあたりに締めて衿を押さえる胸紐としても使います。
また、帯を結ぶ際に一時的に帯を仮固定するための「仮紐」としても使えるので、4~5本持っておくと便利ですよ。
伊達締めは、アンダーバストあたりで締めて着物の襟元を固定するための幅広い紐のことをいいます。
長襦袢の上に1本・着物の上に1本の合計2本を使います。
伊達締めの素材は、ポリエステルや絹などが多いですが、伸びる素材でできているものもあり、そういった伸縮性のあるものを選ぶと締め付けが少なく楽に着物を着ることができますよ。
帯板は、帯を締めるときに、帯の前側にはさみ、帯にシワがよらないようにするためのものです。
帯板がない場合は、帯の幅に収まるようにカットしたボール紙などでも代用ができます。
着付け初心者の方は、帯板にゴムバンド付いているものがおすすめです♪
帯枕は、名古屋帯や袋帯を結ぶ際に必要な小物です。
名古屋帯や袋帯の定番の結び方である「お太鼓結び」をする際や、そのほかさまざまな帯結びに使います。
半幅帯には基本的に帯枕は必要ありません。
着物を着る際は、寸道体型のほうが着崩れしにくく、着姿が美しくなります。
ウエストのクビれを埋めるようにタオルで補正するといいですよ。
簡単な補正の仕方は以下の通りです。
タオル留める腰紐は、タオルが落ちない程度で結べば大丈夫です。
和装の肌着は洋服でいうキャミソールのような役割です。
着物は重ねて着るものが多く、暑さ感じやすいので汗をかくことが多いです。
そのため、長襦袢や着物に汗がつかないように肌着を身につけます。
和装肌着は、着物や長襦袢みたいに襟合わせする形のものもありますが、頭からかぶるだけでいいワンピース型のものが楽でおすすめです!
衿芯は、帯板の長細いバージョンといった感じで、長襦袢の襟の中に差し込んで使います。
衿芯を使うことで、着付けもしやすくなり、着物を着た時に襟が綺麗に整うので、衣紋が着姿も美しくなります。
浴衣にも使えるので、持っておくといいですよ。
足袋は、いわば着物用の靴下です。
足袋は、草履の鼻緒を指で挟んで履くために、指先が分かれているのが特徴です。
礼装の場合は白足袋を履くのがマナーです。
カジュアルな着こなしであれば、カラー足袋やレース足袋などを合わせてもかわいいですね。
草履は、鼻緒がある日本の伝統的な履物です。
カジュアルな着付けであればブーツやパンプスで代用してもおしゃれです◎
着物を着た際に持つバッグは、片手持てるぐらいのハンドバッグやクラッチバッグがおすすめです!
リュックや肩掛けバッグは、着付けが崩れたり、帯の邪魔になるので、おすすめできません。
見た目的にも大きなバッグは野暮ったくなるので、30センチ四方に収まるようなバッグを選ぶといいですね。
ここまでの項目で紹介した小物たちは、いわば「着付けの初心者セット」のようなものたちです。
ある程度着付けに慣れてきたら、これから紹介するアイテムを使うと着付けが時短できたり、素早くできるようになりますよ♪
上記アイテムの使い方などを、下記の項目で説明していきます。
着付けクリップは、着付けの際に襟の後ろを固定するのに使うクリップです。
長襦袢と着物の襟を一緒に仮止めすることで、着付けがしやすくなります。
鏡で見ないと見えない位置に付けて使用するので、着付け終わったあとの取り忘れに注意です!
洗濯ばさみなどで代用もできますが、着物の生地にはさんだ跡がついてしまう場合があります。
和装用ブラジャーは洋服用ブラジャーとは違い、ワイヤーレスのものが多く、バストのふくらみを優しく押さえ、体の凹凸を抑え着姿を美しく整えてくれます。
和装用ブラジャーが手元にない場合は、スポーツ用ブラジャーやブラカップ付きキャミソールなどで代用することができます。
コーリンベルトとは、長さが調節できるゴムバンドの両端にクリップがついた和装道具です。
主に着物の襟元を整えるために使います。
ゴムバンドになっているので、紐のように締め付けることなく襟元を整えることができるので、楽に着姿をかっこよく見せることができますよ。
下着や長襦袢を着て、いざ着物本体を着る際に、まず紐を締めるのは腰の位置の腰紐だと思います。
その腰紐を、ゴム製のものに変えるだけで着付けが段違いに楽になります!
ゴム製の腰紐なので伸縮性があり、動いても着崩れしにくく、締まり具合を調整せずとも身体にフィットするので着付けも時短できますよ。
手ぬぐいやハンカチは、汗や水分を拭うだけではなく、帯が緩んできた際の応急処置の道具としても使うことができます。
帯が緩んできた際に、帯の隙間に小さく畳んだてぬぐいやハンカチを差し込んで隙間を埋めると、帯の緩みがマシになります。
帯を結び直すのは大変なので、帯結びが不安な方はいつもよりハンカチをプラス1枚持っておくと安心ですね。
「自分で着物の着付けをするのは難しいかも…」と思うなら、着物の着付けだけでもしてくれる着物レンタル店を見つけて、自分のお気に入りの着物や浴衣を持ち込みして着付けしてもらうのもおすすめです!
プロに着付けをしてもらえば、着崩れの心配などもせずに1日過ごすことができます。
一般的に持ち込み着付けの場合には、着物の種類によって下記のような必要なものがありますので、チェックしてくださいね。
振袖は、着物の中でも一番着付け用品がたくさん必要です。
帯結びもカジュアルな着こなしよりも華やかな結び方をするので、振袖用の帯揚げや帯飾りがあったりします。
全て購入するのは大変なので、振袖用の小物レンタルを検討してみるのもおすすめです!
詳しい記事はこちら⇒ 「振袖」と普通の着物の違いとは?正しい知識で振袖を楽しもう
袴の着付けに使う小物は、通常の着物の着付けとほぼ同じです。
また、上記に書いてある「袴下帯」というのはいわゆる「半幅帯」のことです。
袴用に半幅帯を購入すれば、浴衣やカジュアル着物の着付けにも使うことができますよ。
詳しい記事はこちら⇒ 普通の着物と袴の違い|袴はボトムス、振袖や訪問着を合わせられる
訪問着や留袖は、カジュアル着物の着付けよりもマナーやルールが大事です。
足袋は色柄のない無地の白いものを必ず用意しましょう。
また、礼装の帯は名古屋帯でなく袋帯が必要です。袋帯もカジュアルなものではなく、金色や銀色の糸を使った格の高いものを用いましょう。
詳しい記事はこちら⇒ 留袖とはどんな着物?着付けに必要なものとマナー
京都にある着物レンタル店「咲く都」では、お客様のお手持ちの着物の着付けも行っております。
秋は着物で過ごしやすい時期なので、着物をこれからはじめたい方にはぴったりの季節ですよ◎
いかがでしたでしょうか?
着付けと聞くとなんとなく難しそうなイメージですが、慣れれば身支度も30分程度で行うことができますよ。
着物を着ることができれば、浴衣も着ることができるので、よりファッションの幅が広がりますね。
咲く都では、かわいい着物が2500円~レンタルすることが出来ます♪
私服のままご来店いただければ、必要なものはすべてご用意いたしますので、気軽に着物を楽しむことが出来ます。
自分の着物だと、洗濯などのメンテナンスも大変ですが、レンタルだと着た後のことは考えなくていいのでお手軽に挑戦できますね。
咲く都では、SNS映えのする素敵な最新トレンドの着物がなんと400種類もございます。
いろんな柄を楽しみたくてリピートしていただくお客様もいらっしゃるほどなんですよ。
人気の着物についてはこちらをご覧ください。
⇒ 京都の着物レンタルで人気の柄ベスト3!人気色の着物でインスタ映え必須
是非、京都で着物を持ち込み着付け・レンタルするときは咲く都をご利用くださいね。