先斗町は京都の観光名所の一つ。
先斗町と書いて「ぽんとちょう」と読みます。
京都で着物で観光をするなら一度行ってみたい、京都らしい通りです。
提灯が並ぶ狭い通りは京都らしくて、着物で写真を撮るだけで絵になります。
先斗町は雰囲気がいいだけではなく、おしゃれな居酒屋が立ち並ぶ通りです。
祇園や錦市場など、着物で行きたい人気の観光スポットからもすぐなので、是非夜は先斗町に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
今回は着物で観光したいスポット「先斗町」の見どころと、カジュアルに楽しめる居酒屋についてご紹介します。
目次
先斗町は三条通一筋下ルから四条通まで、鴨川と木屋町通の間を南北500メートルに及ぶ、石畳の狭い通りです。
車が通れないこの狭い道の両側には「うなぎのねどこ」とも呼ばれる間口が狭く、奥行の深い建物が並びます。
先斗町には、もともとは「置き屋」と呼ばれる芸妓さんと舞妓さんのための事務所のような家や、芸妓さん・舞妓さんが出向く料亭や小料理屋が多くありました。
「鴨川をどり」と呼ばれている歌舞練場も置き屋があった名残で先斗町に今も残っています。
置き屋は時代の流れとともに廃業となり、今は京町屋を利用した居酒屋やバーが立ち並ぶ通りになっています。
置き屋があった当時はお高い店や「一見さんお断り」のお店が多くありましたが、現在では観光客にも優しいコスパのいいお店も多くなっています。
京都の繁華街の中にあり、縦に長いので最寄り駅はいくつかあります。
どの駅からでも徒歩10分以内でアクセスすることができます。
着物で京都を観光したら夜のご飯をどこで食べようか迷っちゃったりしますよね。
一日着物でたくさん歩いた後は疲れてしまっているかもしれませんが、先斗町はアクセスしやすいのがうれしいところ。
大きくて新しいビルが立ち並ぶ河原町から一本入っただけで雰囲気抜群なので、デートの締めくくりにもピッタリなんです。
アクセスしやすい先斗町の周辺には観光スポットがたくさんあります。
先斗町自体は500メートルと狭い範囲の観光スポットとなりますが、是非他の観光スポットと合わせて訪れてみてくださいね。
京都市を代表する繁華街である河原町は先斗町から徒歩3分の場所にあります。
お土産物はもちろん、百均やユニクロなど、観光途中で必要になった物もだいたいそろうといっても過言ではありません。
河原町周辺には、着物のレンタルショップも多く存在します。
錦市場は「京の台所」といわれており、食べ歩きにぴったりです。
ここも、先斗町から徒歩10分で行くことができます。
京都らしい食べ物が食べ歩きならではの安い金額でちょっとずつ食べられるので学生さんや外国人観光客にも人気のスポットです。
カラフルな天井があるので、着物を着て写真を撮ればインスタ映えも狙えますよ!
17時にはほとんどの店が閉まるので昼時に行きましょう。
京都の観光スポットといえばまず祇園といっても過言ではありませんよね。
土日の祇園は特に、レンタル着物を身に着けた観光客でにぎわいます。
先斗町の南詰から、祇園の入り口である「花見小路」も徒歩5分で行くことができます。
さらに、カラフルなくくり猿がインスタ映えスポットとして有名な「八坂庚申堂」も花見小路より10分ほど歩けばアクセスできちゃいます。
⇒ 八坂庚申堂は着物が絶対おすすめ!~京都で今一番のインスタ映えスポット~
先斗町の東側は鴨川に面しています。
人混みを避けて三条通りから四条通へ行来たい方は、鴨川沿いを歩くのがおすすめです。
お昼は鴨川沿い、夜は先斗町を通ればまた違った雰囲気を楽しめること間違いなしです。
先斗町は居酒屋が多いですが、グルメだけではなくその他にも見どころがあります。
祇園や錦市場以外のスポットを楽しみたい、という方におすすめ。
鴨川をどりは明治5年初演の芸妓さんと舞妓さんによる舞踊です。
会場は先斗町の北の端にあります。
芸妓さんや舞妓さんとのお座席遊びは10万近くかかります。
道端で見かけることはあっても、中々しっかりお目にかかることはできませんよね。
でも、鴨川をどりならたったの2,300円から、芸妓さんや舞妓さんの芸術を見ることができます。
さらにうれしいことに、鴨川をどりの席はカジュアルな服装でも大丈夫です。
京都らしい鴨川をどりを楽しむのなら、着物レンタルをして遊びに行くのがおすすめですよ。
風情ある建物がずらりと並ぶ先斗町の一角にあるのが先斗町公園です。
河原町からすぐとは思えない静かな公園で、地元の家族連れにも人気のスポットです。
しだれ桜京庭園という別名称もあるほど、しだれ桜も美しいので、春にはちょっとしたお花見もできるスポットです。
5月から9月の間は「鴨川納涼床」がおすすめです。
鴨川に沿ってたくさんのお店が並び、提灯の明かりの下で京都らしいご飯を楽しむことができます。
納涼床では涼し気な浴衣を着た人たちが多く、大人っぽいデートをしたいカップルにもぴったりです。
お手軽な予算で納涼床を楽しみたいのであれば、5月と9月であればランチも納涼床でとることができます。
真夏の夜よりは混雑も避けられるので是非ランチも利用してみてくださいね。
先斗町はたくさんのお店が並ぶ路地裏です。
せっかく着物を着たら、京都らしさを感じられるお店でご飯が食べたいですよね。
河原町にはお店がたくさんありますが、チェーン店が多く、夜になれば客引き(キャッチ)が多いため、京都らしい雰囲気は正直あまり味わえません。
一方、先斗町は河原町よりだいぶ静かで京都らしさを感じれること間違いなしです。
入り口が狭く予算が高めのお店も多くあるため、敷居が高いと思われがちですが、先斗町にも若い観光客や学生さんでも気取らず入れる居酒屋もあります。
なお、土日祝や連休は大変混雑しているので、お席をあらかじめ予約をするか食事の時間帯をずらすかなど工夫をすることをオススメします。
※画像はイメージです
京都でもつ鍋を食べるなら寅屋といっても過言ではないくらい有名なお店です。
もつがぷりぷりで大きく、甘みがあるのが特徴。
もつ鍋だけではなく、おつまみも京都らしい上品な味わいのものがたくさん用意されています。
着物を着ていく場合は紙エプロンを貸してもらえるので付けて食べてくださいね。
平均予算:3,000円~
住所:京都市中京区先斗町通四条上ル下樵木町205-1
電話番号:075-222-1660
営業時間:17:00~24:00
定休日:不定休
※画像はイメージです
牛筋の煮込みや京風のおでんといった京都らしいおばんざいがお手軽に楽しめる居酒屋です。
着物に割烹着を来た美人の女将が接客してくれます。
店内はカウンター席と小さなお座敷だけの、隠れ家っぽいお店です。
四季折々の一品料理があるので、季節ごとに何度行っても楽しめますよ。
平均予算:3,000円~
住所:京都市中京区先斗町通四条上ル鍋屋町227 紫光会館1F
電話番号:050-3477-6730
営業時間:17:00~23:00
定休日:月曜日
※画像はイメージです
天の川も京料理のコース料理が3000円から食べれるお店です。
コースだと上品な印象がある上に、食べ過ぎて予想より高くついてしまった!なんてことにもならないのでデートにもぴったりです。
京豆腐、湯葉、生麩を使ったメニューが豊富で、湯葉フォンデュというメニューが女子たちに人気ですよ!
平均予算:3,000円~
住所:京都市中京区先斗町四条上ル鍋屋町211-3
電話番号:075-212-2967
営業時間:
平日 16:00~23:30
土、日、祝日 11:00~14:30/16:00~23:30
定休日:無休
※画像はイメージです
毎朝錦市場で仕入れを行っているたばこやは鱧や岩ガキなどの天然の魚介類がリーズナブルに味わえます。
「たっぷりいくら丼」(990円)も人気メニューの一つ。
魚介類に合う、日本酒も豊富に取り揃えられているので、お酒好きにはたまらないお店です。
先斗町で着物を着て日本酒をたしなむなんて、とっても大人っぽくて素敵ですよね。
ちなみに「たばこや」とは煙草を売っているわけではなく、山陰地方の方言で「一休みしましょう」という意味だそうです。
平均予算:3,000円~
住所:京都府京都市中京区先斗町通四条上ル
電話番号:050-5869-2078
営業時間:17:00〜23:00
定休日:年末年始以外は年中無休
いかがでしょうか?
先斗町自体は狭い通りですが、伝統文化やグルメが楽しめる、京都らしさが詰まったスポットです。
他の観光スポットとも行き来しやすい観光地なので、着物で京都を観光する際には先斗町も通ってみてくださいね。
着物レンタルショップ咲く都は先斗町の北詰から徒歩5分の場所にあります。
可愛くて上質な着物が2500円からレンタルできるので、ぜひ先斗町で観光する際にはご利用くださいね。