夏の京都では、京都ならではのお祭りやイベントがたくさんあります。
浴衣を着て京都のイベントに遊びに行きたいという方のために、夏に京都で行われるイベントをご紹介します。
みぎ
浴衣と言ったら花火大会ですよね。
京都で浴衣を来て花火大会に行くのであれば、京都駅からJRで30分ほどで行ける亀岡の「亀岡平和祭保津川市民花火大会」です。
というのも、実は京都ではあまり花火大会は開催されていません。
2014年までは宇治川花火大会もありましたが、それも台風により中止され、そこから再開しないまま廃止となっています。
だからこの亀岡で行われる花火大会は京都で行われる数少ない花火大会なのです。
花火は亀岡駅周辺から見上げることが出来ますが、打ち上げ場所が近く、遮るような高い建物もないためパノラマで花火を楽しむことが出来ます。
是非、京都で浴衣を着て花火大会に行きたいのであれば、この亀岡平和祭保津川市民花火大会に足を運んでみてくださいね。
開催日 |
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8月上旬の土曜日 |
開催時間 |
19:30~ |
開催場所 |
JR亀岡駅周辺 (京都駅からJRで30分程度) |
公式サイト |
http://kameoka-hanabi.jp/ |
京都で浴衣を着て行けるお祭りといえば、日本三大祭りの一つといわれる「祇園祭」です。
祇園祭は平安時代に京都で流行った疫病を鎮めるために始まったものが、1100年以上受け継がれて続いてきたお祭りです。
祇園祭は7月1日から31日まで、1か月間にわたり様々な神事や祭り行事が行われますが、1番の見どころは7月15~16日の「宵山」と呼ばれる行事です。
この2日間の夜は、京都の繁華街である四条通が自動車は通行止めになり、歩行者天国になった沿道で露店や屋台が並びます。
道に並んだ山鉾や、山鉾町にある旧家・老舗がそれぞれの所蔵する美術品の展示を楽しみましょう。
開催日 |
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歩行者天国は7月15~16日 (祇園祭自体は7月1日~31日) |
開催時間 |
歩行者天国:18:00~23:00 |
開催場所 |
四条通の八坂神社~堀川間 |
公式サイト |
http://www.yasaka-jinja.or.jp/event/gion.html |
京都といえば、山に「大」と書かれた絵や写真を想像する人も多いのではないでしょうか?
これは五山送り火といわれているお盆の精霊を送る伝統行事です。
実際には東山に大の字、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、そして、嵯峨に鳥居形が点ります。
京都市内を囲うように連なっている山々で行われるため、京都市の色々なスポットからその様子を見ることができます。
全ての山を同時に見られる場所はありませんが、いくつかを見たいのであれば京都タワー・嵐山の渡月橋・鴨川デルタなどが人気スポットです。
浴衣を着てベンチや川辺に座って眺めるのもよいですし、ビアガーデンなどを予約してみんなで盛り上がりながら眺めるのも風流です。
当日は、五山が見られる飲食店やホテルはどこも予約でいっぱいになるので、予約する場合は出来るだけ早く手配を済ませておきましょう。
開催日 |
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8月16日 |
開催時間 |
20:00~ |
開催場所 |
京都市を囲う5つの山 |
公式サイト |
https://ja.kyoto.travel/event/major/okuribi/ |
引用:http://www.kyoto-tanabata.jp/
七夕といえば7月7日の1日だけと思われがちですが、京都では旧暦の七夕である7月から8月にかけて、川沿いに光を灯すイベント「京の七夕」が連日行われています。
このイベントは、七夕の文化や京都の着物文化をより盛り上げていこうと2009年から始まりました。
写真にある竹かごは、中に京焼や清水焼、京仏具の伝統技術を用いた風鈴を入れ、LEDで灯しています。
このような伝統と最新の技術を掛け合わせたアートが盛沢山なのが、京の七夕の特徴です。
また毎年浴衣を着て来場した人には、プレゼントや飲食店の割引などの特典があります。
会場は二条城エリア、堀川エリア、鴨川エリアの3か所が中心ですが、どこもアクセスしやすい場所にあるので、浴衣を着て観光してから参加してみるのもよいでしょう。
開催日 |
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8月上旬1週間程度 |
開催時間 |
夕暮れ~21:30まで |
開催場所 |
二条城エリア、堀川エリア、鴨川エリアの3か所が中心 |
公式サイト |
http://www.kyoto-tanabata.jp/ |
夏の京都で浴衣で行くのに、おすすめのスポットの一つが「貴船神社」です。
貴船神社は京阪の出町柳駅から叡山電鉄に乗り、30分ほどで行くことのできる山の上の神社です。
山の上ということもあり、真夏だと京都の市内中心部よりマイナス10度になることも多く、涼しく過ごせるスポットです。
この貴船神社で夏の間行われている「七夕笹飾りライトアップ」では、神秘的な神社の中に大量の笹の葉と短冊が並びます。
鳥居の赤色、青紅葉と笹の緑色にカラフルな短冊がインスタ映えすること間違いなしです。
短冊は1枚100円でどなたでも購入できます。
山中の神秘的な神社で、叶えたい願いを一筆書いてみてはいかがでしょうか?
開催日 |
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7月~8月中旬まで |
開催時間 |
夕暮れ~20:00まで |
開催場所 |
貴船神社 |
公式サイト |
http://www.kifunejinja.jp/ |
万灯祭は、嵐電の車折神社駅を下車してすぐにある「車折神社」で行われる神事です。
奉納された三面からなる紙灯篭に点灯し、様々な願い事の成就を祈念するために行われています。
紙灯篭は赤色・黄色・緑色の3色あり、そこに明かりがともることで温かみがある美しい光を放ちます。
万灯祭自体の参加は無料で、紙灯篭は1面500円から奉納することが出来ます。
祇園祭などと比べると、全国的に有名なお祭りではありませんが、その分ゆっくりしんみりと楽しむことが出来ますよ。
開催日 |
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8月中旬の土日 |
開催時間 |
夕暮れ~22:00まで |
開催場所 |
車折神社 |
公式サイト |
http://www.kurumazakijinja.or.jp/i/mantosai.html |
下鴨神社で行われる御手洗祭りは、裸足になって池の中を歩くという変わったお祭りとして有名です。
「足つけ神事」とも呼ばれるこのお祭りは、境内の御手洗池に足をひたしたままロウソクを供えることで罪・けがれをはらい、安産にも御利益があるといわれています。
真夏の暑い時期に行われるので、水はひんやりとしていて気持ちいです。
ただ、場所によってはひざ下まで水につかってしまうので、浴衣で参加される場合は汚れないようにしっかりとたくし上げましょう。
浴衣はたくし上げて歩くと着崩れも起こりやすいので、着崩れの直し方を事前に知っておくとよいでしょう。
開催日 |
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7月中旬~7月末 土用の丑前後5日間 |
開催時間 |
9:00〜21:00 |
開催場所 |
下鴨神社 |
公式サイト |
https://www.shimogamo-jinja.or.jp/ |
夏の嵐山では船に乗って、大迫力の鵜飼を見ることが出来ます。
鵜飼とは、獲物をかまずに飲み込む特性がある鳥の「鵜」を使ってなどの魚を釣る日本の伝統的な漁法です。
現在では、漁業というより伝統観光業を中心として行われています。
かがり火と呼ばれる炎で鮎を驚かせて、そのすきに鵜に飲み込ませるのですが、その炎と職人たちの手さばきに勢いがあり、見ごたえがあります。
船は1,800円で乗ることができ、浴衣で訪れる人もたくさんいらっしゃいます。
鵜飼は今後廃止されるかもしれないといわれているので、是非一度は見ておきたいですよね。
開催日 |
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7月1日~9月末 |
開催時間 |
7~8月 19:00~、20:00~ 9月 18:30~、19:30~ |
開催場所 |
JR亀岡駅周辺 |
公式サイト |
http://arashiyama-yakatabune.com/嵐山の鵜飼 |
京都には夏の間、浴衣で遊べるイベントがたくさんあります。
伝統的なお祭りやイベントを、日本らしい浴衣で楽しんでみてくださいね。
ちなみに、レンタル着物屋さんで浴衣をレンタルしてイベントに遊びに行くときは、予約前に貸し出し時間をチェックしておきましょう。
お店によっては夕方に営業終了し、夜間のレンタルを行っていない場合もあるからです。
ただ、時期によっては営業時間の延長や翌日返却を扱っているお店もあるので一度問い合わせてみると良いでしょう。
ぜひ、素敵な浴衣を身にまとって、京都のイベントを楽しんでくださいね。
京都駅すぐの着物レンタル屋さん咲く都では、祇園祭などのイベント時には営業時間を延長しています。
⇒ 京都駅すぐ|夜まで営業の着物レンタル屋 イベント時は延長
また営業時間を延長していない場合でも、お一人1000円追加で翌日返却が可能です。
京都で浴衣を着てイベントに行かれる際は是非、着物レンタル咲く都をご利用ください。