「京都で着物レンタルしたいけど、安っぽくない30代らしい着こなしがしたい。」
今、京都で着物レンタルをしてインスタ映えスポットなどを観光するのが流行っていますが、「京都の着物レンタル店の着物は派手すぎる…」と感じている30代の方も少なくはないようです。
確かに、派手で安っぽいような着物を着ている人を見かけることがありますよね。
しかし、30代の方にも京都で着物を楽しんでいただける着物レンタル店はあります。
この記事では、30代が避けたほうがいい着物レンタル店と、30代におすすめの着物レンタル店の見つけ方をご紹介します。
目次
30代が京都で着物レンタルをするなら、30代が着ても恥ずかしくないような着物を着たいですよね。
京都には、様々な着物レンタル店があります。
その中でも、2000円以下で着物を借りられることをアピールしている格安着物レンタル店は、30代にはおすすめできません。
その理由は以下の通りです。
※画像はイメージです。
格安の着物レンタル店で扱っている着物は、生地がペラペラで、素人が見ただけで安っぽいということが分かります。
若い学生さんなどが、お金がないけどどうしても着物を楽しみたいというのであれば、ペラペラで安っぽい着物であっても満足できるでしょう。
また、若い世代は着物を着ているだけで可愛らしく見えるので、周りの人も理解してくれるかもしれません。
しかし、30代ともなると大人の風格も出てきているので、大人の雰囲気に格安着物がついてこれないということもあり、どうしてもこのような安っぽい着物が浮いて、貧相に見えてしまいます。
京都の観光地では、レンタル着物を着ている人も多いですが、大人の女性が格安店の安っぽい着物を着てしまうと、悪目立ちしてしまいます。
格安の着物レンタルは、10~20代前半の学生やカップルをターゲットにしているので、いわゆるインスタ映えしやすい色鮮やかで華やかな着物をメインに取り扱っています。
10~20代前半向けの華やかな着物は、30代が着るとちょっと派手すぎる印象になります。
格安着物レンタル店が揃える、派手なデザインの着物の中には、大人っぽく着こなせそうなデザインの着物もあるかもしれません。
しかしおそらくバリエーションは少ないことが予想され、レンタルするタイミングでお好みのデザインは残っていない可能性が高いです。
「格安着物レンタル店では、長時間待たされる」という声をよく聞きます。
格安レンタルでも利益がでるように、お客様をたくさん入るお店でもスタッフが少ない(人件費を削減している)から、結果としてお客様を待たせてしまうことがあるのかもしれません。
格安着物レンタル店では、上記のような不満もよくあるそうです。
京都で着物を着てゆったり京都観光を楽しみたいはずが、着物レンタル店で大幅に待たされると、肝心の観光のための時間が減ってしまいます。
せっかくのお休みを着物を着た京都観光で楽しもうと思っていたのに、それでは残念ですよね。
また、店内がバーゲンセールのように混み合っていると、ゆっくり着物選びを楽しんでいるどころではないかもしれません。
以上のように、格安の着物レンタルはその他のレンタル店と比べて、着物もサービスも質が劣るため、30代には不向きといえます。
格安の着物レンタルが30代には向いていないことを先述しましたが、逆に30代におすすめしたい着物レンタル店は、以下のような特長を持つお店です。
京都でレンタルできる着物のほとんどは、ポリ着物と呼ばれる化繊でできた着物です。
一方、本物志向の着物レンタル店が取り扱う「正絹着物」は、他の素材のレンタル着物よりもワンランク上の、30代らしい上品な着こなしができます。
正絹着物とは、絹100%でできた着物で、古来よりフォーマルなシーンに使われてきました。
今でも、結婚式での礼装や旅館の女将さんが着ている着物は、正絹着物です。
ただし、正絹着物レンタル店は40代以上の人をメインターゲットにしていることが多く、その取り揃えは30代にはかえって大人っぽく見えすぎるかもしれません。人によっては年齢より老けて見える可能性があります。
さらにレンタル料金も、最低料金が6000円以上と、他の着物レンタルと比べると2倍近くになってしまいます。
このようにメリットだけではありませんが、それでも本物らしい大人っぽい装いにこだわるなら、正絹着物をレンタルして着るのがよいでしょう。
正絹着物を置いている店は、検索で「京都 正絹 着物レンタル」などで検索したら、見つけることが出来ます。
「30代で本物志向の着物を着るなら正絹着物」と先述しましたが、ポリ着物でも柄や品質が良ければ、コスパ良く大人かわいい着物を着ることができます。
「ポリ着物は安物」といわれることも多いですが、そもそも、ポリエステルは非常に滑らかで、その風合いのおかげで正絹に劣らない質感を出せる優秀な素材です。
だから、ポリ着物であっても、薄すぎたりデザインが悪かったりしなければ、さほど安っぽくは見えません。
大人可愛いポリ着物をレンタルするなら、渋めのレトロ柄がおすすめです。
現在、カラフルでインスタ映えする派手な着物も人気ですが、その一方で、落ち着いた色合いのレトロ柄も流行りつつあります。
レトロ柄は、色合いに大人っぽさがありながら現代風のおしゃれさも兼ね揃えているため、一部の正絹の着物のように硬い雰囲気になりすぎないことがメリットです。
「着物レンタル レトロ」で検索して、その中から大人っぽいお店を探すといいでしょう。
→ 京都でレトロな着物をレンタル|コーディネート例と着こなすコツ
着物は着こなし次第で、雰囲気が変わります。
帯をリボン風に結ぶのもかわいらしいですが、お太鼓結びをすれば安っぽくなくない、大人な着こなしができます。
お太鼓結びとは、帯を結んだときに背中側が四角い形となる帯の結び方のことを言い、着物の帯の結び方で最もフォーマルな方法です。
お太鼓結びの後ろ姿は、旅館の女将さんのように大人っぽくて上品な印象になります。
また、お太鼓結びをするときは、通常よりも長くて太い名古屋帯という帯を使います。
この名古屋帯は、つややかな正絹が使われていることも多く、高級感を出すことが出来ます。
京都の着物レンタル店では、お太鼓結びがオプションプランで付けられる場合が多いので、店を選ぶときにはオプションを見るとよいでしょう。
京都の着物レンタルは、現在10~20代の若者を中心に大変人気ですが、30代でも大人可愛く楽しむことができます。
本物志向なら正絹がおすすめですが、ポリ着物でもレトロ柄の大人っぽいデザインの着物に、お太鼓結びを合わせることでコスパ良く30代にふさわしい着こなしになります。
さらに、着物レンタル各店にはいくつかプランがあるので、プレミアムプランなどランクが上のプランを選べば、大人っぽい洗練されたデザインの着物を選ぶことができますよ。
京都で着物レンタルするのであれば、人気の観光地に行きやすく、帰りやすい京都駅付近がおすすめです。
30代で京都で着物レンタルするなら、是非咲く都をご利用ください。
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