赤ちゃんが生まれてから約1ヶ月後の最初に行う大切な行事の「お宮参り」。
そんなお宮参りで赤ちゃんに着せる「祝い着(産着)」や「母親の服装」をどうするのかで悩む方も少なからずいるかと思います。
目次
お宮参りというのは元々、祝い着を着せた赤ちゃんを連れ、住んでいる土地の氏神様に、新しい氏子として祝福を受ける大切な行事でした。
ただ、最近では、氏神様のいる住んでいる地域の神社に行かなければならないわけでもなく、好きな神社にお宮参りへ行くことも増えてきています。
安産祈願に行った神社に無事生まれたことを報告する意味も兼ねて、その神社へお宮参りに行く人もいるようです。
お宮参りで行うことは主に下記3つです。
お詣りは、祈祷をしてもらう場合、神社によっては事前連絡を入れ、予約が必要なところもあります。
また祈祷の際は、祈祷料(初穂料が一般的)として、白い封筒または祝儀袋(紅白、蝶結び、のしなし)に5,000円〜10,000円を入れるのが一般的とされています。
ただ、神社によって若干異なるので、お詣りをする神社に問い合わせていただくのをおすすめします。
祈祷を受けない場合は、通常の参拝と同じで、お賽銭をして鈴を鳴らし、「ニ礼、二拍手、一礼」をするお詣りで大丈夫です。
記念撮影に関しても、せっかくの記念だからとカメラマンを同行させる家族もありますが、今の時代スマホにデータとしてはいっているだけで充分という方も多いので、このあたりはお好みですね。
あいさつ回りに関しても、ご近所に子供が産まれたことの報告も兼ねて行うしきたりですが、近年は昔のようにしきたりに縛られる必要はなく、産後の体調や赤ちゃんの体調なども考慮して行えば問題有りません。
祝い着(産着)は、赤ちゃんに襦袢と帽子を着せ、その上から祝い着(着物)を着ているように掛け、よだれかけと御守をつける装いをするのが一般的です。
産まれたばかりの頃は、見た目で男女の区別は付きませんが、性別によって着物の選び方が異なります。
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女の子の祝い着は、可愛く華やかなものが主流です。
主に赤やピンク色の祝い着を選ばれる方が多いですが、緑や黄色などの明るく見える祝い着も人気があります。
着物の柄も様々ですが、華やかに映る大きめの花がらなどが人気です。
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男の子の祝い着は、凛々しく勇ましく見えるものを選ぶのが主流です。
主に、黒や濃紺、青色の祝い着を選ばれる方も多いですが、男の子らしい「鷹」や「兜」、「龍」の柄が入った着物も人気があります。
敏感な肌の赤ちゃんには優しく着心地が良い、絹でできた白羽二重を着せ、その上に着物をかけるのが一般的とされています。
白羽二重は高価で、着物をかけるので殆ど見えないので、赤ちゃんの肌に優しいガーゼの長襦袢やベビードレスで代用するのが一般的になってきています。
結論からお伝えすると、赤ちゃんの産着(初着)はレンタルをおすすめします。
その理由は、産着を二度使うことがないにも関わらず、レンタルと購入では費用に差が有りすぎるからです。
産着(初着)を購入する場合、およそ2万円〜6万円ほどかかり、正絹など素材を上質にすれば掛かる費用も増えていきます。更に、その他にも帽子やよだれかけ・お守りなど備品の準備が必要です。
更に購入後は生地を傷めないように保管をする必要があるので、なかなか現実的とは言いづらいです。
ただレンタルであれば、4,000円〜2万円ほどで、お宮参りで必要な「着物(祝い着)」「長襦袢」「帽子」「よだれかけ」「御守」のフルセットをレンタルすることができます。
レンタルの祝い着(産着・初着)もポリ生地から正絹生地があり、上質なものになればそれだけ料金も上がっていきますが、購入するより遥かに安く保管不要で手軽です。
宅配レンタルをおすすめする理由は2つあります。
祝い着は着せるのが簡単なので、大人の着物のような着付けの不安はありません。
しかし、街の着物レンタル店などにいくと非常に高額な費用がかかってしまいます。
その反面、宅配着物レンタルは料金の安さがウリになっており、良さそうな祝い着をWEBで選び、気に入ったものを申し込むだけで、安くお宮参りの準備を完了できてしまいます。
祝い着の着せ方が分からない場合でもマニュアルがついているので安心して利用できます。
お宮参りは、産まれたばかりの赤ちゃんにとって負担がおおきく疲れやすい行事です。
そのため、赤ちゃんが疲れないように配慮しなくてはいけないのですが、レンタル店などにいくと待ち時間や選ぶ時間などが想像よりも長くかかってしまうと、その分だけ負担も増えてしまいます。
ただ、レンタルであれば、お宮参りに行くタイミングで長襦袢を着せておけば、あとは羽織を掛けるだけなので、温度管理もしやすく、外での待ち時間も減らすことができます。
結論からお伝えすると、「ママの服装は着物(訪問着)が主流ですが、洋装でも大丈夫」です。
赤ちゃんが着物だから、ママも着物にしたほうが良いのかな?と感じる方もいるかもしれませんが、着物が主流ではあるものの、フォーマルな洋装でも問題ないとされています。
なにより、産後1ヶ月ほどしか経っていないので、体調が完全に戻っていないママもいると思います。また、授乳も着物だとしづらいので、大変に感じることもあると思います。
また、今どき訪問着を持っている女性のほうが少ないですし、持っていたとしても着付けだったり、レンタルするにしても費用がさらにかかります。
そのため、必ずしも着物(訪問着)である必要はありません。
お宮参り時のパパの服装は、フォーマルスーツが一般的です。
ビジネススーツのようにカジュアルでも大丈夫ですが、日本伝統行事のひとつでもあるので、できれば結婚式やめでたい行事で着るようなフォーマルスーツにするのをおすすめします。
また、夏の暑い時期など、ネクタイは締めたくない人もいるかもしれませんが、祈祷時や記念撮影のときはネクタイを締めてるほうが後で見返した時にカッコいいパパとして残ると思うので、ぜひネクタイはしてくださいね。
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七五三もそうですが、母親と子供が着物なのに、父親だけスーツだと、やっぱりミスマッチです。
最近は着物レンタル料が安くなってきていて、夫婦で1万円ちょっとで着物姿になることもできます。こういった時代的背景もあってか、夫婦揃って着物姿でお宮参りに行きやすくなってきているとはいえます。
ちなみに父親側がお宮参りで着物を着る場合、紬(つむぎ)の着物と羽織が一般的とされていますが、そこまで厳密なルールではありません。
ただ、着物には格があり家族でバラバラにならないように揃えるようにするのが好ましいです。
また、赤ちゃんが主役なので、赤ちゃんより目立たない着物にするのがおすすめです。
理想的な組み合わせは、ママが白や黄色の着物(訪問着)で、パパが黒や濃紺色の着物ではないでしょうか。
着物の着付けは少々難しく、上手な人に着付けをしてもらわなければ、着崩れをしやすく、見栄えが悪くなってしまいます。
ただ、宅配着物レンタルを利用すると、自分で着物の着付けをするか、着付けできる人に頼む必要がでてきます。
仮に、自分で着付けができない人の場合、近くに着付けできる人がいればいいですが、近くにいなければお店で着付けてもらう必要があります。
ココで問題なのが、着物レンタル料金と着付け料金の両方がかかってしまい、着物レンタル店で着物レンタルと同時に着付けをしてもらう料金よりも遥かに高くなってしまうことです。
また、家だとコップをひっかけて着物に付けてしまったりといった、何かしらの汚れをつけてしまう可能性も無いとは言い切れません。
だからこそ、ママ・パパの着物は、お宮参りへいく神社の近くにある着物レンタル店でレンタルされることをおすすめします。
咲く都は訪問着は扱っていないですが、訪問着と何ら変わらないように映る着物は多数扱っています。
そのメリットは、訪問着をレンタルするよりも安く済ませることができ、京都駅から徒歩1分・祇園四条駅から徒歩1分の立地にあるため、非常に利用しやすく、お宮参りで人気のある神社へのアクセスも抜群に良いです。
とくに、平安神宮や八坂神社、下鴨神社へは行きやすいです。
お宮参りは、赤ちゃんの体調も考慮して、祈祷を上げてもらって、記念撮影をして、移動時間も含めて2〜3時間程度で済ませるのが一般的です。
それでも赤ちゃんの最初の行事でもあり、記念に残る行事ともいえるので、記念撮影はいい写真を残したい人が多いかと思います。
そんなとき、着物姿はやっぱり一番映えるので、ぜひご夫婦揃って着物姿になるのもおすすめします。