秋の京都はやはりお寺や神社などの日本らしい建造物と自然が織りなす紅葉の風景が魅力的です。
「紅葉×お寺×着物」という組み合わせはインスタ映えすることも間違いなしで、二人の思い出に美しく残すことができます。
紅葉シーズンの京都は特に全国各地から観光客が殺到します。
例年であれば、その人混みは人が多すぎて歩くのがままならないほどです。
特に2023年に入って、海外から日本への外国人観光客が大幅に増え、とりわけ京都への外国人観光客は増えています。
ですので、紅葉デートに着物で行くのであれば、定番スポットではなく、あえて穴場を狙うのがコツです!
この記事では「秋におすすめの着物コーディネート」「秋の着物デートにおすすめのスポット」「秋の京都散策を楽しむコツ」をご紹介します。
目次
秋の京都で着物デートするなら風情ある季節ならではのコーディネートがおすすめ。
数ある着物の中から秋らしい着物の組み合わせをご紹介します。
かわいらしい着物が好きな女性におすすめの秋らしいコーディネートです!
女性の着物は赤・黄色・オレンジで紅葉になじむ色合いの着物に落ち着いた色合いの帯を合わせて。
元気がありながらも、秋の京都にはぴったりの合わせ方です。
男性の着物は秋らしくて誰にでも似合うベージュ色で、女性の着物とも色合いとのバランスを取ります。
大人っぽく地味すぎないおしゃれなカップルと目を引くこと間違いなしのコーディネートです。
女性の着物のコーディネートは秋らしい落ち着いた紺色をベースにしながらも個性的で他の人と被らない柄の着物です。
帯も華やかな紅色を合わせていますが、全体的にトーンを落ち着かせることで大人っぽく仕上がります。
男性の着物は、暗い茶色に黄色の帯を合わせることによって地味になりすぎないバランスになっています。
京都で秋の着物デートするなら穴場を狙った紅葉スポットが断然おすすめ。
冒頭でも書きましたが、紅葉シーズンの京都は人混みがすごいです。
となると、あえて紅葉の定番スポットと呼ばれる以下のスポットは避けるのがおすすめです。
【京都の紅葉定番スポット】
かといって京都の紅葉の穴場スポットは車がないと行きにくい場所やハイキングコースも多く含まれていて、こちらも着物で行くのはあまりお勧めできません。
そこで今回は着物で行くのにぴったりな電車やバスでアクセスしやすくて比較的人が少ない、かつ圧巻の紅葉が楽しめるデートスポットを教えちゃいます!
まずは、嵐山方面の紅葉の穴場スポットの愛宕念仏寺と大覚寺です。
嵐山といえば、竹林や渡月橋が有名ですが、少し離れると大自然の中に建っている神秘的なお寺に出会えます。
どちらもバスを使えば簡単にアクセスできます!
愛宕念仏寺は嵐山から3kmほど離れた山の中にあるお寺。
アクセス・行き方は京都市バスで愛宕念仏寺前で降りてすぐです。
阿羅漢(あらかん)様と呼ばれる、かわいい地蔵が1,200体もいることで有名でもあります。
この阿羅漢様が、ゆるかわいくて、インスタ映えする穴場スポットともいわれています。
色々な表情をしているので、見飽きなさそうですね!
紅葉で色とりどりの葉っぱをかぶっておしゃれをしている阿羅漢様を拝めるのは紅葉シーズンだけです。
愛宕念仏寺では、毎年11月の第二日曜日に「天狗の宴」という紅葉祭りを行っています。
千観厄除札をもらうことができ、天狗様から厄払いの御加持が受けられるといわれています。
住所:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
アクセス:京都バス「愛宕念寺前」徒歩すぐ。JR嵯峨嵐山駅よりタクシーで約5分。
紅葉の見頃:11月中旬~下旬
拝観時間:8:00〜16:30
拝観料:300円 (小・中学生 無料)
ホームページ:愛宕念仏寺
少し市街地から離れた愛宕念仏寺まで行ったら、近くの大覚寺もおすすめです。
1200年の歴史を誇る大覚寺ならではの悠久の時間を体感できます。
先の愛宕念仏寺から歩くと30分ほど山道を下ることになりますが、バスに乗れば嵐山駅から約10~15分ほどで着きます。
ただしバスは1時間に1本しかないので、愛宕念仏寺に着いた時点で帰りのバスの時間をチェックすることをお勧めします。
大覚寺は9月の中秋の名月(お月見の日)には「観月の夕べ」というお月見のイベントが行われることでも有名なお寺です。
山に囲まれ、真ん中には大沢池という大きながあり、水面に移る空や紅葉の色がとても美しいです。
日本らしい小橋ともみじのトンネルを楽しむことができます。
また、大覚寺では例年秋に期間限定で夜間ライトアップが行われます。
水面に移る真っ赤な紅葉が神秘的です。
昼夜入れ替え制なので、昼に入った場合は17時まで。
夜間ライトアップを楽しみたいのであれば17時半~20時までに入場が必要です。
→ 大覚寺の幻想的なライトアップについてはお寺の詳細ページをご覧ください。
住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4番地
アクセス:京都市バス「大覚寺」下車 大覚寺までの行き方詳細
紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬
拝観時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
大覚寺のライトアップ 期間:2023年11月17日(金)~12月3日(日) / 17:30~20:30(受付終了 20:00)
拝観料(お堂エリア):大人 500円、小中高 300円
拝観料(大沢池エリア):大人 300円、小中高 100円
拝観料(大沢池ライトアップ):大人900円・小中高生500円(ノベルティ進呈)
ホームページ:大覚寺
次に紹介するのが南禅寺周辺の穴場スポットです。
南禅寺や永観堂の周辺は紅葉の見どころが多いので、人がとても多いです。
近辺の道もかなり混んでしまうので土日のバスはかなり込み合っている可能性が高いです。
ただ南禅寺や永観堂はライトアップがあり、夕方はそちらへ人が流れていきます。近辺のライトアップされていないスポットを夕方狙えば人混みが避けられます。
また平日のできるだけ早い時間であれば、バスの混雑を避けられます。
真如堂(しんにょどう)は梅雨時期にはアジサイが有名なお寺ですが、紅葉シーズンは穴場スポットです。
真如堂は真如堂前のバス停があるので河原町方面からも簡単にアクセスできます。
真如堂では、もみじ・イチョウと松などの緑が混ざり合い美しい彩りの紅葉を見ることができます。
見どころは本堂裏のもみじの林です。
このもみじの林と三重塔をバックに着物姿で写ればインスタ映えも狙えちゃいます!
住所:京都府京都市左京区浄土寺真如町82
アクセス:京都市バス「真如堂前」徒歩すぐ / 「錦林車庫前」下車 徒歩8分
紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬
拝観時間:9:00~16:00(受付15:45まで)
拝観料(特別拝観時期:11月1日〜12月8日):大人・高校生 1,000円、中学生 900円、小学生以下無料
ホームページ:真如堂(真正極楽寺)
真如堂を楽しんだ後は、哲学の道を通って法然院へ行きましょう。
哲学の道も人は多いですが、みなさんここを目的地としているわけではないので行列があっても、歩きながら紅葉を見ることができます。
真如堂から法然院は通常時歩いて15分くらいなので、着物を着ていてもゆっくり歩ける距離です!
法然院(ほうねんいん)は広くはないですが、南禅寺周辺のお寺の中でも穴場スポットです。
門が紅葉の写真を囲うフレームのようになっていて、インスタ映えが狙えます。
法然院では、2023年度は11月18日〜11月24日まで秋の伽藍内特別公開を行っています。
住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30番地
アクセス:京都市バス「南田町」徒歩5分 / 市バス「浄土寺」徒歩10分
紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬
拝観時間 6:00~16:00(受付終了15:45)
入山料:無料
ホームページ:法然院
清水寺の紅葉も京都の定番スポット。土日はもちろん平日でもかなりの人混みで行列のまま動かない、なんてことも。
ただし、同じ東山区でも少し離れた場所であればアクセスもしやすくて人混みが少ない場所があります!
知恩院と青蓮院門跡は隣り合った場所にあって、八坂神社の北側にあるスポットです。
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)という名前はあまりピンとこない人も多いのではないでしょうか?
青蓮院門跡は八坂神社、円山公園、知恩院のエリアの北にあり、由緒正しき日本庭園があります。
有名どころである八坂神社、円山公園もかなり敷地が広いのですべて歩こうと思うとなかなかたどり着きにくい場所ではあります。
しかし地下鉄の東山駅から南に下るルートで行けば、徒歩たったの5分でアクセス出来人混みも避けられるのでおすすめです!
龍心池と呼ばれる、池と周りを囲む自然が美しいスポットです。
池の青、常緑樹の緑と、紅葉の赤色・黄色が混ざり合ってとってもきれいです。
人が少ないので二人のデートの時間をゆったり過ごすことができます。
※青蓮院門跡の夜の特別拝観は、建物の屋根の葺き替え工事のために2022年 秋より、2024年 秋まで中止しています。ただし通常の拝観は可能です。
住所:京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
アクセス:市バス「神宮道」から徒歩3分 / 地下鉄「東山駅」徒歩5分
拝観時間:9:00~17:00(受付は16:30)
ライトアップ:2023年は中止 詳細
紅葉の見頃: 10月中旬~12月上旬
拝観料:大人 600円、中高生 400円、小学生 200円
ホームページ:青蓮院門跡
青蓮院門跡から南に行けば知恩院にすぐにたどり着くことができます。
こちらは敷地がとにかく広いので、清水寺などで起こりがちな「行列が進まない」なんてことにもならず、ゆったり散歩しながら紅葉を堪能できます。
知恩院では2023年11月16日(木) から 12月2日(土)まで「秋のライトアップ」を行っています。
住所:京都府京都市東山区林下町400
アクセス:市バス「知恩院前 」徒歩5分 / 地下鉄「東山駅」徒歩8分
拝観時間:5:30~16:00 ※時期によってことなりますので詳細をご確認ください
ライトアップ:2023年11月16日(木) ~ 12月2日(土) 午後5時30分~午後9時30分(午後9時 受付終了)
紅葉の見頃: 10月中旬~12月上旬
拝観料:大人・高校生以上 500円、小・中学生 250円
知恩院 秋のライトアップ2023(夜間特別拝観):拝観料 大人800円 / 小・中学生400円
ホームページ:知恩院
紅葉の人気スポットは、昼食前の11~12時もしくは昼食後の14~16時ごろが混雑します。
混雑する時間帯を避けて観光すると、混雑を避けつつなおかつ写真も撮りやすくなりますよ。
また、電車・バス・タクシー・徒歩など、交通手段をうまく使い分けて人混みを回避すると快適に散策を楽しむことができます。
バス・電車は通勤通学時間は混雑しますので、タクシーや徒歩を活用しましょう。
京都は観光地なので、大通り沿いであればタクシーが捕まりやすいです。
移動距離が長い場合は、電車の方が早く到着できる場合もあるので、ルート検索などを活用するのがおすすめです。
いかがでしょうか?
着物と京都の紅葉はとっても相性がいいですが、行先選びがうまくいかず断念される方もいらっしゃると思います。今回の記事がお役に立てたらうれしいです。
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是非、紅葉が美しい京都の秋を着物で楽しんで、忘れられない二人の思い出にしてくださいね!