夏の京都で着物レンタルしたいけど、京都の夏は暑いって聞くし、着物姿だとどれぐらい暑いのか不安。
そのように考える方は多いと思います。
実は、夏の京都でも涼しく着物姿を楽しむ方法はあります。
この記事では、夏の京都で涼しく着物を楽しむ方法を8つご紹介したので、ぜひお役立てください。
目次
引用:goo天気より
京都は、関西地方の中でも特に蒸し暑い気候で有名です。これは、京都の地形が三方を山に囲まれたいわゆる「盆地」であることが、大きく影響しています。
京都の真夏の暑さは、「うだるような暑さ」と表現されることがあります。あまりの暑さに「頭が茹で上がるような感じがする」という意味で使われる言葉ですが、本当に頭から湯気が上がりそうなくらいに、とてもむし暑い日もあります。
夏着物は、一般的な着物と比べて体感3℃~5℃下げられる、織り目が粗く放熱性と通気性に優れた着物のことです。
着物というと、厚めのしっかりとした反物で作られた着物と襦袢の2枚着て、その上から帯を締め、腕・首・足の露出が少なくなるので、冬でも比較的暖かく着ることができますが、夏は当然非常に暑くなります。
近年は温暖化により温度がどんどん上がってきていることもあり、このような着物を着ると熱中症の恐れもあり、危険です。
しかし、夏着物は素材や織り方を、暑い時期に合わせて工夫されています。
「絽(ろ)」と呼ばれる着物は、シースルー素材のような透け感があり涼しげな見た目が特徴で、縦糸を撚りながら横糸を入れて織ってつくられる生地を使っています。
また、麻素材を使った着物は、天然繊維の中ではダントツの涼しさだと言われています。通気性に優れていて速乾性があるので、いつでもサラっとした着心地が特徴。生地にコシがあるので、肌にまとわりつかずベタつかないのも嬉しいポイントです。
夏着物が暑そうで不安な方は、浴衣をレンタルするのもおすすめです。
浴衣は動きやすく、汗もしっかり吸収してくれるので、カジュアルに涼を楽しみたい方や、人混みが予想されるような場所へ遊びにいく時などにも適しています。
また、鮮やかな柄や大きな柄、様々なコーデを楽しみたい方にも浴衣はピッタリです。
浴衣のコーデは下記を参考にしてみてくださいね。
→ 2019年の浴衣はレトロモダン柄がトレンド|浴衣コーディネート5選
夏の京都を着物で涼しく楽しむコツをご紹介します。
むし暑い京都の夏は、3分も歩けば汗がにじみ出るほど暑いです。着替えたりすることも踏まえて、できる限り汗をかかないようにしたいところ!
着物レンタル店を探すなら、駅から近いところが断然おすすめ!
駅から近ければ、暑さを感じる時間もかなり軽減できます。料金の安さを重視して選ぶと、最寄駅から徒歩10分だったりもする場合もあるので、気をつけましょう。
その点、咲く都なら京都駅前店も祇園店も、どちらも最寄駅から徒歩1分なので、到着までに汗びっしょりになることがなく安心です。
暑い夏の観光には、どこにいても風を送ることができる携帯扇風機が便利です。手に持つタイプの他、首からかけるハンズフリータイプもあります。お好みで形状を選ぶと良いでしょう。
着物で歩いていると、どれだけ対策をしていても汗をかいてしまいます。できるだけ暑さを和らげるには、市販の冷感グッズが役立ちます。
手軽に使えておすすめの冷感グッズをご紹介します。
顔や首筋の汗を拭う時、冷感タオルがあるととても便利です。ぜひ持って行きましょう。
シュッと一吹きすると、瞬間冷却してくれる嬉しいスプレーは、バッグに入れておくと重宝します。
水で濡らして使うと、冷却効果が得られます。繰り返し使えるので便利です。
ハンカチやタオルにつけると、スーッとした清涼感で涼しさが感じられます。
着物に着替える時に、インナーも冷感タイプのものを着ておくと、体感温度が下がります。ぜひ用意して行きましょう。
日傘やうちわ、凍らせたペットボトルやパウチタイプのドリンクで水分補給と熱中症対策をしながら、冷感グッズも上手に使いましょう。
朝から夕方まで京都の街を動き回るプランを立てた場合でも、真昼の一番暑い時間帯は屋内で過ごせるように動くのも大切です。
ランチやティータイムの時間を上手に挟みながら動きましょう。
にわか雨で気温が変化することもあるので、当日のお天気にもよりますが、だいたい13時~16時くらいまでの時間帯にその日の最高気温となります。スケジュールを立てる時の参考にしてみてください。
熱中症対策には、冷たーいかき氷を食べてクールダウンするのがおすすめ!
祇園新橋のセレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON(パスザバトン)京都祇園店」の中には、「お茶と酒 たすき」という飲食スペースがあり、他では見かけないこだわりのかき氷がとても有名です。
インスタ映えする器で出されるかき氷は、「洋なしのシャンパン仕立て」など個性的でお洒落なシロップとトッピングばかり。
お茶と酒 たすき(PASS THE BATON 京都祇園店内)
→ 「お茶と酒 たすき」のホームページを見る
また、高台寺・石塀小路の近くにある、老舗の氷屋さん森田氷室本店直営のお洒落なカフェ&ダイニングバー「page one」では、透明度の高い絶品かき氷が食べられます。なんと、器も氷で作られているんですよ!
page one
→「page one」のホームページを見る
京都にはかなりカフェが多く、休憩できる場所がたくさんあります。こまめに入れば、暑さでバテること無く散策を楽しめます。
四条木屋町にある「喫茶ソワレ」は、レトロな雰囲気たっぷりの喫茶店。カラフルなフルーツポンチや6種類から選べるクリームソーダが特に人気です。
喫茶ソワレ
→「喫茶ソワレ」のホームページを見る
観光スポットの行き方次第では、うまく室内を回れたり、日陰を歩けたりします。
例えば、錦市場のようにアーケードのある商店街を歩いたり、京都駅の地下のショッピングモールや、京都駅と直結している伊勢丹の店内を通るだけでも、暑さを避けることができます。
なるべく日差しを避けて歩けるよう、どこに行くのか、どの道を通っていくのかを、事前に下調べしておくのもおすすめです。有名観光スポットへの道中でも、日陰の多い道を選ぶと体感温度が全然違います。
例えば、高台寺近くの「ねねの道」を1本それた小道に入るだけでも、日陰になりやすいです。
また、下鴨神社の参道は深い木々で覆われています。「糺(ただす)の森」と呼ばれる森の中を歩くと、日差しがあまり入ってこないので、真夏の昼間でも涼しくて暑さをそれほど感じません。
暑い京都にも涼しい観光スポットはたくさんあります。例えば、美術館やミュージアムは涼みながらアート鑑賞が楽しめるのでおすすめです。
また、お寺や神社の境内は大きな木々がある所が多いので、夏でも結構涼しく感じられますよ。
では次に、着物姿でも夏に涼しく過ごせる観光スポットをご紹介します。
貴船神社は、京都の奥座敷とも呼ばれる貴船エリアにあります。山奥なので、街なかと比べると気温自体が涼しいです。水の神様が祀られていて、縁結びのご利益があることでも知られています。もみじの緑と赤い鳥居のコントラストが美しく、着物ではんなりと風流な時間が過ごせます。
貴船エリアにある料理旅館では、川床で京懐石や流しそうめんなども楽しむことができます。川の真上に桟敷席がつくられているので、涼しさは格別。川に足をつけたまま食事を楽しめるお店もあります。
■貴船神社
・住所:〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
・アクセス:京都駅から地下鉄烏丸線で国際会館駅へ。「国際会館前」から京都バス52号系統に乗車し「貴船口」で下車。さらに「貴船口駅前」から京都バス33号系統に乗車し「貴船」で下車。徒歩5分。
三千院は、高貴な身分の人が世俗を離れて仏門に入った寺院で、門跡寺院とも呼ばれます。最澄(さいちょう)が比叡山に延暦寺(えんりゃくじ)を建てた時に開いたのが始まりで、明治4年に現在の地に移転しました。
苔の庭園の美しさは格別です。また、桜や紅葉の名所としても知られていて、紫陽花やシャクナゲ、そして冬には雪景色など、四季折々の美しい景色が堪能できる人気のパワースポットでもあります。着物姿でしとやかに散策するのにピッタリな、心静かに過ごせる場所です。
■三千院
・住所:〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540
・アクセス:京都駅から地下鉄烏丸線で国際会館駅へ。「国際会館前」から京都バス19号系統に乗車し「大原」で下車。徒歩10分。
嵯峨野トロッコ列車は、廃線となった線路を観光利用する目的で、平成2年に誕生した観光鉄道です。平均速度は時速約25kmで、トロッコ嵯峨~トロッコ亀岡までの片道7.3kmを、約25分かけて走ります。
レトロで素朴な列車で保津川沿いの自然や渓谷美を満喫できます。絶景をバックに、素敵な写真がたくさん撮れますよ。当日乗車券の販売数には限りがあるので、前売り乗車券を予約しておきましょう。
■嵯峨野トロッコ列車
・住所:京都市右京区嵯峨天竜寺車道町(トロッコ嵯峨駅)
・アクセス:JR京都駅から嵯峨野線に乗車し「嵯峨嵐山駅」で下車すぐ。
5月から9月には、二条通から五条通にかけての鴨川沿いに、納涼床(のうりょうゆか)が出ます。京料理はもちろん、フレンチやイタリアン、中華、タイ料理、カフェやバーなど、たくさんのお店が並びます。
等間隔で並ぶカップルたちを見下ろす高さから、川面に映る空の色を眺めつつ、夕涼みがてら食事を楽しむことができます。着物姿が絵になる景色が全て揃ったおすすめスポットです。
■鴨川納涼床
・住所: 京都市中京区、下京区 鴨川西岸
・アクセス:地下鉄東西線「京都市役所前」・「三条京阪」、京阪「清水五条」「祇園四条」「三条」、市バス「河原町五条」・「四条河原町」・「京都市役所前」からいずれも徒歩圏内。※利用店舗によります。
京都鴨川納涼床協同組合
京都では2009年より、旧暦の七夕の時期に合わせた7月から8月にかけて、川沿いに趣向を凝らした光を灯すイベント「京の七夕」が開催されています。竹かごの中に京都の伝統工芸を活かして作られた風鈴と最新のLED技術を掛け合わせた和の照明など、素敵な光のアートが特徴です。
例年、二条城エリア、堀川エリア、鴨川エリアの3ヶ所を中心に市内各地で開催されています。浴衣を着て来場した人には、プレゼントや飲食店の割引などの特典があるのも嬉しいですね。
※2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ライトアップ等のイベントは実施されません。
■京の七夕
・住所: 二条城エリア、堀川エリア、鴨川エリア(鴨川河川敷 仏光寺通~御池通)周辺など
「京の七夕」 公式サイト
https://kyonotanabata.kyoto.travel/
下鴨神社は、森に囲まれた神社でパワースポットとしても大変有名です。木陰が多く小川のせせらぎもあるので、涼しく過ごせます。
7月後半の「土用の丑の日」の前後に行われる「みたらし祭り」では、冷たい池に足を付けて歩いて、厄を払い無病息災を願います。着物の裾を濡らさないようにしっかりと持ち上げて、ゆっくりと歩きましょう。
また、8月2週目頃に開催される「下鴨納涼古本まつり」には、全国各地からたくさんの人が訪れ、京都の夏の風物詩となっています。
■下鴨神社(賀茂御祖神社)
・住所: 〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
・アクセス:京都駅前から市バス4号系統・205号系統に乗車、「糺ノ森」または「下鴨神社前」で下車。
京都水族館は、2012年3月にオープンした日本最大級の内陸型水族館です。イルカスタジアム、ペンギンの丘、京の海をまるごと再現した「京の海」大水槽など、見どころいっぱい。
暑い夏でも、天候に関係なく涼しさを全身で感じられる、京都の癒しスポットです。
■京都水族館
・住所: 〒600-8835 京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
・アクセス:JR京都駅中央口から西へ徒歩約15分、またはJR山陰本線「梅小路京都西」駅より徒歩約7分
錦市場は、「京の台所」と呼ばれていて、京野菜や鮮魚、京漬物、豆腐、湯葉、佃煮、菓子など食材を中心に120もの店が軒を連ねます。おみやげを買うのはもちろん、豆乳ソフトクリームやだし巻きなど、食べ歩きも楽しめます。
全長約390mの商店街はアーケードがあるので夏でも涼しく、着物で歩くのにおすすめです。
■錦市場
・住所: 京都市中京区錦小路通 寺町通西入~高倉通
・アクセス:地下鉄烏丸線「四条」駅下車徒歩 3分、阪急京都線「河原町」駅下車徒歩 4分
一年を通して人気の観光地・嵐山の竹林は、夏には特におすすめのスポットです。
竹林は日陰になるところがたくさんあり、夏でも涼しく、さらに風が吹くと心地よい音が涼しさを一層感じさせてくれます。
着物レンタルをしてここを散策すれば、竹取物語の世界へタイムスリップをしたみたいな感覚を味わえます。お姫様気分で、ぜひたくさん写真を撮ってくださいね。
■竹林の道
・住所: 〒616-8394 京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町
・アクセス:京福電鉄 「嵐山」駅下車徒歩12分、嵯峨野観光鉄道「トロッコ嵐山」駅徒歩3分
嵐山を流れる大堰川(おおいがわ)では、平安時代の貴族が船遊びを楽しんでいたと伝わっています。
明治時代の初期から続く観光用の屋形船では、船頭さんの案内で嵐山の美しい景色を満喫できると人気です。
着物姿で、雅な雰囲気の船遊びを味わってみませんか。
■嵐山の屋形船
・住所: 〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町(北乗り場)
・アクセス:京福嵐山線「嵐山」駅より徒歩10分
京都の着物レンタル咲く都では、浴衣や夏着物を豊富に取り揃えています。
手ぶらでご来店いただければ、たったの2,500円で着付けまでセットになっているので、手軽にかわいいトレンド浴衣・夏着物を楽しむことが出来ますよ。
京都で浴衣や夏着物をレンタルするなら、レンタル着物の咲く都をご利用くださいね。