コロナウイルスの感染も少し落ち着き、2022年の1月〜2月にはGo To トラベルも再開するかも…と言われています。
久しぶりの旅行はしっかりとおしゃれをして、思い出に残る旅行にしたいですよね。
盆地の冬は底冷えするといいますが、まさに京都の冬はものすごく寒いです。
「着物だと足首や首元がスースーして、寒すぎて楽しめないんじゃないだろうか…。」と不安があるのではないでしょうか?
ただ、ご安心ください。
着物の防寒対策の仕方さえ知っておけば、洋服を着てる時と同じぐらい温かいので、冬でも着物で京都観光を楽しむことができます。
この記事では、京都の着物レンタル店が推奨する、「着物ならではの防寒対策」と「冬の京都の歩き方」をご紹介します。
着物には、襦袢(じゅばん)という着物専用の下着がありますが、防寒としての機能はありません。
そのため、襦袢の一枚下に防寒機能がついた下着をきておくことをオススメします。
着物の首元から下着が見えない様に、UネックやVネックなどできるだけ首元が広めのものを選びましょう。
足元は足袋と一緒に履ける様、タイツなどではなく爪先が開いているレギンスを家から履いてくるか、ご持参することをオススメします。
男性もユニクロやスポーツショップでレギンス(パッチ)があるので履いておくと暖かいですよ!
女性のお客様でタイツを履いてきて、そのままタイツの上から足袋を履かれることが稀にありますが、やはり指の間が窮屈になります。
もともと慣れていない足袋と下駄で歩くだけでも疲れやすいかと思います。
快適に着物での散策をお楽しみいただくためにも、タイツではなくレギンスが良いでしょう。
普段マフラーの様に使っているもので着物にも合わせられそうだったらぜひお持ちください。
普通の幅が20センチほどのマフラーだと、着物に合わせるのが難しいですが、幅の広いストールであれば合わせやすいです。
ストールの色は黒や白、薄めのグレーやピンクなどであれば、どんな着物でも合わせやすいですよ。
それでもまだ寒さに耐えられるか不安な方は、背中や腰などにカイロを貼っておくといいでしょう。
ただ、通常の冬服に比べて着物はぴったりと着付けすることになりますので、薄い下着だと体に密着しすぎて低温やけどをしてしまう恐れがあります。
やけどをしないためにも、肌着を重ねた上や分厚目のヒートテックの上から貼るのがオススメです。
着物レンタルショップで着物と一緒にレンタルできるのは以下の3点です。
女性も男性も、防寒用の羽織をご用意しています。
ひざ下くらいまで丈があるので、かなり風を通さなくなり、暖かいです。
着物、帯と一緒に組み合わせを考えるのが楽しいですよ!
女性らしさ満点のファーもレンタルしています。
ご持参される方もいらっしゃいますが、洋服に合わせるファーに比べて着物用のファーはボリューミーなので、ゴージャスで暖かいです。
羽織を着ると着物の柄が隠れてしまうので、着物の柄を外に出したい人はファーをオススメします。
もちろん、ファーと羽織の両方をレンタルしていただくこともできますよ!
ショールも貸し出しがあります。
「普段使っているマフラーじゃ着物に似合わない…」という方も、レンタルできますのでお気軽にご利用ください。
京都で着物を着たら行きたいのが神社やお寺ですよね。
いろんなところを回りたい気持ちもわかりますが、太陽が出ていない時間は神社やお寺は道も冷え切ったままでかなり寒いです。
特に北区などの寒い場所は、日が暮れてからだと地面が凍ってしまう場合があります。
着物で滑ってコケたら大変ですよね。
神社やお寺などに行く場合は、できるだけ太陽が出ているうちに行きましょう。
金閣寺へ行くなら、他の観光地も回ることを考えても、日が昇ってすぐの午前中に行くのがオススメです。
そのままの金閣寺も綺麗ですが、雪が積もった金閣寺の美しさは格別です。
お昼過ぎから、雪が溶けてくるのでできるだけ早い方が良いでしょう。
これを狙って冬中、京都の天気予報とにらめっこしているカメラマンさんがいるほどです。
雪が積もっているかどうかは、ライブカメラで撮られた写真がホームページに上がっていますので直前にチェックするのも良いでしょう。
また、京都の観光地の中でも定番の金閣寺は他の観光名所から離れた場所にあります。
そして、金閣寺周りはお寺は少なくありませんが、有名な観光名所はあまりありません。
また、おしゃれなカフェなども限られてきます。
なので、着物で金閣寺に行きたい方は早めの時間に行き、そのあと移動して別のところで散策を楽しむのがオススメです。
食べ歩きで有名な錦市場はフォトジェニックな屋根が特徴のアーケードの商店街です。
狭い通りに、暖かい食べ歩きグルメがずらりと並んでいるのであったか。
白い湯気があちこちで立っているので、乾燥した冷たい風は吹き抜けることもありません。
17時にはほとんどのお店が閉店してしまうので、錦市場に行くときは16時までに行くのをお勧めします。
夕方にオススメなのは祇園の花見小路です。
日が暮れて、提灯などの暖かい光が灯り、着物姿が映えますよ。
何より、17~18時頃は、御座敷にいく舞妓さんに出会える可能性があります。
舞妓さんは基本的に夕方までは外に出ず、そのあとはタクシー移動をしているため、歩いている本物の舞妓さんを見れるのはレアです。
ぜひ、この時間帯に花見小路を訪れてみてくださいね。
日が暮れてしばらくすると空気もかなり冷えてきます。
外で歩くのは控えて、店が並ぶ四条河原町付近や京都駅で観光や夕ご飯を楽しむと良いでしょう。
鴨川の横を通る先斗町は昔ながらの細道に美味しいグルメがたくさん並んでいるのでお勧めですよ!
着物をきて出かけたら言ってみたいのが京都ならではの和風カフェやインスタ映えするスイーツのあるお店ですよね。
夏にはかき氷が出ますが、冬もあったかスイーツがあるので目が離せません。
極寒の冬に美味しいあったかスイーツのあるお店をご紹介します。
写真引用元:ジュヴァンセル 祇園店 公式ホームページ
抹茶を使ったスイーツで有名なシュヴァンセルが出しているあったかメニューは「祇園フォンデュ」です。
香り高き宇治抹茶チョコレートを温めたソースをミニケーキやフルーツにつけて食べます。
女子が大好きなチョコレートフォンデュが、本場の抹茶を使ったチョコレートでできるなんてとっても嬉しいですよね!
京都観光も盛り上がって体もポカポカになること間違いなしです。
くれぐれも着物を汚さないように気をつけてくださいね。
こちらは寺町通にあるカラフルで可愛いレトロなカフェです。
20種類にも及ぶインスタ映えするクリームソーダと鉄板に乗ったパンケーキが有名です。
あっつあつの鉄板に乗ったパンケーキにはバニラアイスが乗っており、メイプルシロップをかけたら溶けたバニラアイスと一緒に流れて鉄板の上でジュージューと音を立てます。
焼かれてお皿に乗せられたパンケーキとは違い最後まで熱々を楽しめますよ!
着物をレンタルしたお客様がよく行くインスタ映えカフェの一つです。
夏に人気のクリームソーダも良いですが、ぜひ冬の熱々パンケーキを楽しんでみてくださいね。
写真引用元:鍵善良房公式サイト
江戸時代に創業した老舗の京菓子の名店である「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」。
「鍵善良房」の名物といえば「くずきり」ですが、冬の京都観光で冷えてしまった身体には、あたたまる冬限定メニューの「きび餅ぜんざい」を是非食べてみてください。
「きび餅ぜんざい」はぜんざいですが、汁がほとんどなく粒あんの比率が非常に高いのが特徴です。
きび餅ならではの食感と風味が、汁少なめの粒あんとマッチします。
広い店内は歴史を感じられる重厚な造りとなっており、落ち着いてゆっくりと飲食を楽しめます。
いかがでしょうか?
京都の冬は極寒ですが、冬ならではの美しさや楽しみ方があります。
ぜひ防寒対策をしてから着物をレンタルして、京都散策を楽しんでいただきたいです。
咲く都では可愛くて上質な着物が2,500円〜レンタルできます。
羽織とファーも種類豊富に取り揃えています。
ぜひ、冬に京都で着物レンタルするなら咲く都をご利用ください!