京都観光の定番といえば着物と社寺仏閣!
目的にもよりますが、「インスタ映え写真を撮りたい!」「京都の雰囲気を楽しみたい!」「京都を満喫できるデートをしたい!」など、いろんな楽しみ方がありますよね!
そんな京都は、私服で散策するのも楽しいけど、どうせなら着物のほうが可愛く映えるし、雰囲気たっぷりで楽しめること間違いなしです!
ここからは「激安な京都着物レンタル店の特徴や注意点、利用する前に知っておいた方が良いこと等」をご紹介したいと思います。
目次
着物レンタルをする方は、10代後半~20代がほとんどです。
それもあってか収入的に、とりあえず雰囲気だけでも楽しむために激安の京都着物レンタル店を探す方が多いと思います。
そんな着物レンタルの激安店の料金目安は2000円程です。
どちらの会社も「着物・帯・長じゅばん・肌着・足袋・草履・バッグ + 着付け」のセット料金なので、着物を着るだけであれば十分なプランです。
なんだかんだで必要な、ヘアセットや小物類は別途料金がかかります。
激安として代表的な上記2つの店舗を例に計算してみましょう。
激安店A | 激安店B | |
---|---|---|
着物レンタル | 1980円 | 1950円 |
ヘアセット | 1500円 | 1500円 |
小物 (1点につき) |
かんざし500円 髪飾り 500円 傘 500円 羽織 500円 |
髪飾り300円~ 羽織 500円 |
合計 (髪飾りアリ) |
3980円 | 3750円~ |
高いか安いかで言えば、どちらも安いですが、安さという点だけでみれば、激安店Bの方が安いですね!
ただ、小物の扱っている数やオプションのバリエーションは少な目です。
安さの反面、着物を思いっきり楽しむことができない可能性は少なからずありそうです。
激安な着物レンタル店では、とにかく人件費を削るところに力を注いでいます。
ですので、多くのお客様に短時間で対応するために着付けやヘアメイクは流れ作業です。
ゆっくり着物を選ぶというよりは、バタバタとしていてせかされているような雰囲気があります。
短時間でとにかく着物が着たいという人はいいかもしれませんが、ショッピングで試着をするように着物の組み合わせなどいろいろ試行錯誤をしたい人には向きません。
そのような流れ作業ですので、スタッフとゆっくり会話をする時間もあまりありません。
着物って普段から着るわけではないし、洋服のように雑誌や町中で人のコーディネートを勉強してる人も少ないですよね。
可愛い着物が見つかっても、それに合う帯がどんなものがいいのか、素人ではすぐに判断ができないでしょう。
そんな時、スタッフであれば普段から着付けをしているので頼りになりそうですが、いかんせん慌ただしく作業をしているので相談できる雰囲気がありません。
勇気を出して聞いてみれば教えてくれるかもしれませんが、待っている人もいる中でなかなか声はかけづらいですよね。
激安店ではなくても、着物レンタルで入店からお出かけまでは30~60分は見ておく必要があります。
さらに、激安店の場合バタバタと忙しない店内なのにも関わらず、逆に待たされる時間も多くあります。
例えば、着物選びはすぐ済んだのに襦袢だけ着て、「ここで待っていてください」と言われたまま10~20分待機など…。
スタッフのレベルに個人差があり、難しいことをできるスタッフがトラブルで呼び出される、ということが頻繁にあるのが原因でしょう。
着物レンタルだけで2時間もかかってしまえば、そのあとの散策やランチは時間を削ったり予定を変更しないといけなくなります。
激安店の場合は事前に予約を取っていても、土日や繁忙期は2時間前後は待たされるという覚悟が必要です。
特別な気分になりたくて着物を着ているのに、他の人と着物の柄が被ったらすごく複雑な気持ちになりますよね。
京都にあるレンタル着物ショップの多くは、京都の着物の卸売業社から着物を買い取っています。
京都は日本の着物産業の中心で全体の取扱数が少ないわけではありません。
しかし、予算が最低ラインで、定番で人気のある着物という制限を設けると、どうしても複数店舗で同じ着物を取り扱うことになります。
激安店以外は、せっかく着物を着て楽しむお客様が人と被ることがないように、各々の店で工夫をしています。
激安店ではこのような手間をコスト削減のために省いているので、他の人と着物の柄が被ってしまうことが多いのです。
そんなことあるの?!と驚かれることもありますが、激安店では着物の色褪せも見かけられます。
一着の着物は仕入れも普段着る洋服のように安くはないので、コスト削減をしたい激安店では一着の着物を長く使いまわします。
レンタルなので自分の前に誰かが着ていることは当然ですが、その使用感が表れていたらがっかりですよね。
着物は着た後は毎回丁寧にお手入れをしたり、直射日光や湿気を避けて保管したりと丁寧な扱いが必要です。
激安店では残念ながらそのようなお手入れも行き届いていないのか、色褪せていることが多くあるのです。
そもそも京都市内で一番安く着物レンタルができる店は、単純に価格だけで選びたい客層に選ばれるための努力をしています。
例えば、先ほど書いたような流れ作業でとにかくお客さんの出入りする回転率を上げるというのもそういった努力の一つです。
しかし、もうワンランク上の2500円からの着物レンタルのお店は、10代後半~20代の、ちゃんとおしゃれがしたい人たちに納得して着物を楽しんでもらえることに注力しています。
具体的には、スタッフの人員確保と、着物の種類です。
2500円からの着物レンタルのお店では、スタッフの人員に余裕を作り、常にお客様が気軽に相談できる状態を作っています。
余裕があるので、着付けや流行・観光について、社内でもスタッフたちは日々勉強をしながら、お互いに厳しくチェックしあうことができます。
ですので、スタッフの動員が多いことで一人一人のレベルも高く保つことができます。
2500円からの着物レンタルのお店では、10代後半~20代のための高価すぎない、おしゃれな着物を厳選して取り扱っています。
正絹と呼ばれる大人っぽい着物がありますが、正絹をレンタルしたいのであれば4000円以上になってしまいます。
それだけ正絹の着物は原価が高く、木綿・ウール・化繊に比べるとお手入れにもコストがかかってしまいます。
あえて、正絹はレンタルプランから外すことで華やかでおしゃれな柄の着物を安く提供できるのです。
【正絹イメージ】
正絹の着物はこのようなツヤがあるのが特徴です。
おしゃれを楽しみたいけど、コストは押さえたいというわがままをかなえるために、このように人員を確保して着物選びにとことんこだわっているのです。
だから、着物レンタルショップは激安店からワンランク上の2500円が一番コスパがいいのです。
ちなみに、もし着物をより可愛く見せるのであれば、「帯締め」や「半襟」をつけたり帯の結び方を「お太鼓」にすれば、他の人と違いを付けることができます。
激安の着物レンタルのお店ではこのようなプラスアルファのオプションは見られませんでしたが、2500円以上であれば付けることができます!
【帯締めイメージ】
【半襟イメージ】
【お太鼓イメージ】
いかがでしょうか?
一度激安店に行かれたことがあるお客様であれば、2500円で着物をレンタルしたとき、その違いにすぐ気づかれます。
プロでなくても分かる違いがたったの500円で生まれます。
京都で着物レンタルをするときに安さを選ぶか、コスパを選ぶか、どちらが正しいということはありません。
ただ、せっかく休日に友達や恋人と着物で思い出を残すのであれば、ご自身が納得できる着物とお店をお選びいただきたいです。
是非ご自身にあったお店を選んで納得して京都で、とっておきの良い思い出を残してくださいね!