春の京都は美しい桜の情景が広がり、恋人と着物デートしたいカップルにぴったりのスポットです。
ただ、「京都=美しい情景のイメージはあるけど、実際どこに行ったらいいのかわからない」カップルも多いのではないでしょうか?
せっかく少し足をのばして京都まで行くなら思いっきり楽しみたいですよね。
今回は春の京都を満喫する、着物デートにぴったりな定番スポットやまだ話題になっていない隠れた穴場スポット、1日デートプランを紹介します。
この春、京都へ着物デートを考えている方必見です!
目次
京都の定番といえばココ、清水寺です。春はまた違った趣の清水寺が楽しめます。
清水寺は、崖造りの本堂、国内最大級の三重塔、奥の院などから成る、見どころが盛りだくさんの人気スポット。
崖の上に築かれた清水の舞台から望む色とりどりの桜は、息をのむほど美しく圧倒されます。
春の3月中旬から4月上旬頃までは、夜間拝観が可能で、ライトアップされた寺院を楽しめるのでおすすめです。
夕方から夜にかけての清水寺は色気ただよう幽玄な雰囲気。着物とベストマッチのデートスポットでしょう。
しだれ桜と朱色の社殿のコントラストが美しい、着物で歩きたい神宮です。
明治28年に創設された神宮で、大きな朱色の鳥居をくぐると、白砂の境内に緑色の瓦が壮大な雰囲気の社殿が見えてきます。
日本庭園の「神苑」には、ソメイヨシノ、彼岸桜など約20種類・300本の桜が咲きほこり、池の水面も桜色に染めます。
しだれ桜とともに色あでやかな着物と撮る写真は、想像するだけでウキウキしますね。
また、夜間は桜と共に社殿がライトアップされ、暗闇に映し出される姿は幻想的な雰囲気です。
境内は無料で、神苑は600円で入場できます。
満開の桜を眺めながら、小さな川沿いをお散歩するのにぴったりなスポットです。
銀閣寺橋から若王子橋まで約2kmの散歩道で、水の音色をききながら清々しい雰囲気の小路を歩きます。
彼女が前を歩く姿を、後ろからそっと撮るのがおすすめです。
こちらは五重塔(八坂の塔)を背景に、所々に見える桜と昔ながらの石畳の街並みを楽しむスポットです。
東側、西側、高台からなど見る方向によってさまざまな五重塔と街並みの情景を楽しめます。私が好きなのは、東側で下り坂から街並みを見渡す風景です。
夕焼けの暮れゆく街並みの風景は一段と美しいでしょう。
訪れる観光客も着物を着ている人が多いので、昔の日本を思い起こさせるような写真が撮れます。
蹴上インクラインとは、昔に舟で荷物を運んだり交通として利用したりしていた舟運ルートの途中にある、水路の落差に設置した斜面鉄道のことです。
1948年まで使用されていましたが、現在は跡地として線路が復元され、観光スポットとなっています。
線路を歩く映画で有名な、スタンドバイミーさながらの写真が撮れます。春は特に、線路沿い満開の桜の中、2人で線路を歩いている姿を撮ってもらうと絵になるでしょう。
嵐山に来たら絶対にプランに入れたい、春のデートスポットです。
渡月橋から望む嵐山は桜が咲きほこり、周りの山々と心地いいコントラストを楽しめます。
ゆうゆうと流れる桂川を背景に撮る写真は、まさに「京都の1枚」と言える写真が撮れるでしょう。
インスタ映えポイントとして、新たな京都の定番スポットになりつつある八坂庚申堂。
小さなお寺ですが、カラフルな厄除けの鈴が寺院を囲んでつるされており写真映えします。
カラフルなお手玉のような厄除け鈴は「くくり猿」といい、くくられて動けなくなった猿の姿を表しています。欲を我慢することで願い事が叶うと言われており、みんなお願いごとを「くくり猿」に書いて寺院につるします(くくり猿500円)。
キモノ・フォレストもインスタで人気上昇中のスポットです。
色とりどりの京都の友禅染を装飾した、高さ2mほどのポールを600本設置したアート作品。ポールが並べられた小路をゆっくりと歩きながら、友禅染を楽しむのがおすすめです。
カップルで着物を着て歩くと、カラフルで日常にない景色が撮れること間違いなしですよ。
言わずと知れた、朱色の鳥居が美しい定番スポットです。
稲作の神が祭られていることから、「さまざまなことが実りますように」とお祈りする人が足を運ぶ伏見稲荷大社。
色鮮やかな朱色は五穀豊穣を意味するのだそうです。
桜門に本殿と見どころスポットはたくさんあるのですが、山めぐりをしていると片道3時間は必要になります(山巡りは着物では難しいのでNG)。
着物デートにぴったりなのは、鳥居がびっしりと並ぶ千本鳥居。
日の光によってグラデーションで輝く朱色は異世界に来たかのような雰囲気です。ぜひ、着物姿で写真に収めてくださいね。
嵐山メインスポットから北側、嵯峨野にある竹林の道です。
竹林に囲まれた涼やかな小路をゆったりとお散歩するコース。
着物で足が疲れている人は、人力車に乗って散策するのがおすすめです。人力車×着物×竹林は美しい写真が撮れること間違いなしでしょう。
人力車を引っ張る車夫の方におすすめの撮影場所を聞くと、隠れざるスポットを発見できる可能性もあるかもですよ。
料亭やお茶屋さんが建ち並ぶ、石畳の古い町並みが楽しめる小路通りです。
夕方ごろは出勤途中の舞妓さんが歩いているので、さらにグッと京都に入り込んだ風景を楽しめます。着物姿が街並みのひとつとして、映える写真が撮影できるでしょう。
「ええ!地方裁判所!?」と思われた方。
意外や意外、京都地方裁判所は地元の人が訪れる隠れた春の名所なのです。
京都地方裁判所の周りを囲うように八重紅しだれが植樹されており、春になると「人混みは嫌だ」といった地元の人が桜を楽しみに来ます。
まだ、観光客は少ないので、ゆっくり桜を楽しみたい人はぜひ、足をのばしてみてください。
元祖もののけの街京都。
畏怖の対象として恐れられていた妖怪は、陰陽師が全盛期の平安がはじまりと言われています。
怪異の舞台は平安京北端の一条大路や二条大路に集中しており、今でもその恐ろしい妖怪達の名残がある商店街「一条妖怪ストリート」、、、、、と思いきや、思いっきりゆるい!
点在する妖怪達(像)は、なんだか少し笑えるアットホームな妖怪達ばかり。
ずっこけそうな気持にさせる妖怪達はまったく怖くないので、着物×ゆるキャラ妖怪のギャップで楽しい写真を撮りましょう。
京都を代表する紅葉スポットとして有名な南禅寺ですが、春にはあまり名前を聞きません。
しかし、南禅寺の中には四季問わず楽しめる「水路閣」という水道橋があり、雰囲気抜群なので、ぜひ訪れて頂きたいインスタ映えスポットです。
なんだかカンボジアのアンコールワットを思わせる、小さな戸口が連なるように見える水道橋の下はアジアンチックな不思議な雰囲気です。
写経や伝統的な野菜の味を楽しめる精進料理を頂けるお寺です。
後白河法皇のお墓を守る寺院で、住職の説法を聞きながら拝観できます。写経と精進料理の食事が付いて3,000円で、3日前までに予約が必要です。
昔ながらの精進料理は野菜本来の色味が美しく、たおやかな雰囲気の着物ともマッチします。
朝ごはんから立ち寄れるなら、ぜひ訪れたい三井ガーデンホテル京都新町別邸内にある和食ダイニング。
朝食は和洋から選べ、和食を選んだ場合茶碗蒸し+3小鉢から始まり、後は自由に小鉢を選択できます。
彩豊かに並べられた小鉢はインスタ映えすること間違いなしです。
料金は1,800円で、朝食は6:30AM~9:30AMです。
引用:アウーム公式サイト
呉服の街にたたずむ、京おばんざいと手織り寿司のお店です。
おすすめのランチは、京おばんざいが1プレートにちょこちょこ載っており、お好みに合わせてオリジナルの手織り寿司を味わえるセットです。
京野菜の彩が目を引く、目でもおいしいランチが楽しめます(ランチ1,555円)。
惚れ惚れするフレンチと日本食の融合が楽しめるお店です。
とにかく色彩バランスが抜群の料理がアート作品を見ているようで、魅了されます。
和の雰囲気で落ち着いたレストランで美術館にいるような時間をぜひ。
お昼のコースは5,400円です。
本格的な京懐石をリーズナブルなお値段で頂ける祇園もりわきです。
御わんやお造り、炊き合わせ、お寿司に店主が朝石臼挽きした手打ちそばなど満喫のコースがランチは3,500円で頂けます。京料理本来の美しさにはっとさせられる品々が並び、店内は木造で和やかな雰囲気。着物で京懐石を楽しむならココで間違いなしです。
引用:たわらや公式サイト
フレンチプレートのような上品な雰囲気の抹茶白玉ぜんざいがおすすめの一品(800円)。
苦さの中に甘さが感じられる抹茶の中に2種類の白玉が彩られています。
8席しかない隠れ家のような雰囲気のお茶屋さんです。
引用:pageone公式サイト
なんと器まで氷で作られたかき氷を提供する名店。
宇治金時味をはじめ、生絞りレモン(800円)など種類豊富なかき氷を提供します。
きんきんに冷えたかき氷と着物が絶妙にマッチしますね。
引用:茶寮 翠泉公式サイト
とろ~りとしたわらびもちに入れられている抹茶は、茶鑑定士が厳選したものを使用。
できたてでほんのり温かい抹茶わらびもち(630円)は粒あんと黒蜜が相性抜群の人品です。
引用:Sfera公式サイト
やさしい色合いが美しい、和菓子の老舗 嘯月(しょうげつ)の生菓子と和菓子用に調合したコーヒーを頂けるお店です。
細やかな手仕事を感じる生菓子を、落ち着いた空間で楽しめます。
引用:茶菓円山公式
ちょっと背伸びして入りたくなる上品な空間、茶菓円山さんです。
もともと円山公園内の料亭だった場所にできた茶房で、漆塗りのカウンターが控えめに光っていて息をのむ雰囲気。
出迎えてくださる江見さんは、茶葉のスペシャリストで丁寧に茶葉の素敵な話を教えてくれます。
茶菓子の豆おこしと店主おすすめの煎茶の組み合わせは絶品です(茶菓色々1600円/深蒸煎茶800円)。
ゆっくりと煌びやかなフランス菓子のコースを楽しむ、ラ・フラムブルー。
本日の一皿+クレープやタルトタタンなどのメイン菓子+お菓子の盛り合わせが1500円とリーズナブルなのがうれしい洗練されたカフェです。
ゆっくりと上品なお茶を楽しみたい方は、ぜひ。
モダンな襖絵と、庭園を見渡しながら頂く抹茶が癒しの時間を与えてくれるお寺です。
ビビットな色合いの蓮が印象的な襖絵は、現代作家の木村英輝により描かれ、60面にも及びます。
このお寺用に調整された焦がしザラメ風味の茶菓子と、ほろ苦い抹茶がベストマッチで、はんなりお茶を楽しみたい方におすすめの場所です。
「行きたいところがありすぎて決められない!」という方のために、厳選に厳選を重ねた、春の京都で着物デートを楽しむためのおすすめデートプランをお伝えします。
このデートプランでは以下の順番で周ります。
「咲く都」は京都観光の起点となる京都駅前店(徒歩1分)と祇園四条駅(徒歩1分)にある着物・浴衣レンタルショップです。
特徴は、着物の着付け時間が早いことで、格安店に比べて、あまり待たずに観光へ出発できます。ゆっくりと着物選びをスタッフに相談でき、新作着物が2,500円~とリーズナブルに楽しめます。
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(バス)市営206甲 北大路バスターミナル行きにのり、東山二条・岡崎公園口へ
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(バス)「岡崎公園口」から「市営5五条通経由」に乗車し、「南禅寺・永観堂道」へ
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(徒歩5分)
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(タクシーで10分)
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(徒歩5分)
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(徒歩で10分)
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引用:青蓮院公式
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(タクシー5分または徒歩15分)
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(徒歩1分)
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(徒歩15分)
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春の夜間拝観は18:00~21:00までです。事前に公式ホームページでご確認ください。
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(バス)「清水道」バス停から「市営206北大路バスターミナル行」に乗車し、「京都駅前」で下車
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清水寺からの徒歩とあわせて約30分で京都駅に到着します。
何路線かあるので、事前に調べて乗車するとスムーズです。
「咲く都」は、ライトアップシーズンは21:00と遅くまで営業しているのでライトアップを楽しんだ後でも安心してご利用頂けます。
※営業時間が21:00までの期間中は、トップページにてお知らせいたしますので、随時ご確認ください。
一日中、着物を着て歩くのは疲れる!という方向けの、3〜4時間のライトな着物デートコースをご案内します。
特徴は、着物の着付け時間が早いことで、格安店に比べて、あまり待たずに観光へ出発できます。ゆっくりと着物選びをスタッフに相談でき、新作着物が2,500円~とリーズナブルに楽しめます。
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ゆっくり散策しながら八坂庚申堂へ歩く(約20分)
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八坂庚申堂の目の前(徒歩1分)
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バス(25分)かタクシー(15分)で移動
※タクシーなら1,200円ほど
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(徒歩10分)
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(タクシーで10分)
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(徒歩で10分)
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祇園白川や花見小路から徒歩5分ほどの場所にあるので、もう十分満喫したという段階ですぐ返却しにいけます。
このデートプランは、代表的な5つの場所しか巡りませんが、歩いてみれば結構疲れるので、着物散策はこれぐらいにして、夕食をゆっくり楽しみたいという人には最適なデートコースだと思いますよ。
春の京都着物デートにぴったりな、おすすめのデートプランやスポットはいかがでしたか?
どの場所も、京都らしい色合いがあふれるスポットで、ぜひ訪れて頂きたい場所です。
インスタにも取り上げられていない穴場スポットにもぜひ足を運んでみてください。
今年の春は着物デートで京都を満喫しちゃいましょう!